関西医科大学付属枚方病院 7日に待望の開院
【写真:7日に待望の開院を迎える「関西医科大学付属枚方病院」】 《高度先進医療、救命救急機能を担う特定機能病院》 新しい医療機能の展開、患者サービスの向上、地域との連携・情報交流の促進を目指して計画した附属病院本 館の移転新築工事によって完成した「関西医科大学附属枚方病院」(地下1階地上13階塔屋2階、延べ7万 4,355.53?)には、災害拠点病院として地震をはじめとする自然災害時にも病院機能を発揮できるよう免震構 造を採用。また、エネルギー・熱源の二重化、自家発電機・雨水貯留槽・備蓄倉庫の設置などによって安心で きる安全な病院としての機能を高めている。 建設地は、枚方都心と淀川河川敷の中間に位置するスーパー堤防上で、周辺地区とともに再開発地区計画制度 の適用が決定されたため、計画を進めるに当たっては、関係諸官庁との協調を重ね、貴重な水辺環境を生かし たまちづくりにも力を注いだ。 具体的には、都心から水辺への歩行者動線として敷地中央を横断する遊歩道を設けたほか、道路側には植栽を ふんだんに行うなどして開かれた病院・環境にやさしい病院にふさわしい外構を整備。また、建物の外観につ いても、圧迫感の緩和や水辺空間へのつながり等を考慮して機能的でコンパクトなバタフライ型の病棟として いる。 《病床数700、手術室17、西日本屈指のスケール》 一方、高度先進医療や救命救急機能を担う特定機能病院として、地域の中核医療を担っていく「関西医科大学 附属枚方病院」の病床数は700床で、CT・MRI・PET・リニアックなどを備えた放射線診断・治療部、 一七の手術室を持つ中央手術部ならびにICU病床、外来部門などで構成。このほか、新しい医療ニーズに対 応する化学療法・生殖医療の各センターや、淀川河川公園でのアウトドアリハビリも可能な健康科学センター 等を備えている。 このように、西日本屈指の規模を誇る「関西医科大学附属枚方病院」の設計・施工を担当した(株)竹中工務 店では、「顧客と共有する感動を求めて」を合言葉に、将来の病院運営にも相通じる「やさしさ・やすらぎ・ 安心」のあるものづくりを実践しながら作業の効率化と工程の合理化を図って高品質を確保。着工から開院ま での病院施設運営を一貫して支援した誠実な取り組みなどによって建築主からの絶大な信頼も得ている。
2006年01月05日
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