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約1,200人が淀川の真下体感、トンネルウォーク開催

大阪市営地下鉄8号線「トンネルウォーク」開催 《豊里から太子橋今市間1.6?を横断》 大阪市交通局が今年12月の完成をめざして建設を進めている市営地下鉄8号線 (井高野から今里間延長12?、11駅)内で12日、開業前の地下鉄トンネルを歩 いて横断する「トンネルウォーク」(主催・同局建設技術本部)が一般を対象 に催された。トンネル横断は東淀川区に新設の豊里駅をスタートして、大阪市 営地下鉄で初となる淀川の真下を潜り、旭区の太子橋今市駅に至る延長1.6? で実施された。約1,200人が参加してシールドトンネル内を約1時間かけて歩 き、地下鉄工事のスケールの大きさを体感した。 《12月開業、工事進捗率86%》 地下鉄8号線(リニアモーター駆動方式の地下鉄)は、東淀川区域に位置する 井高野から鴫野を経て、東成区域の今里に至る延長12?の路線。大阪市東部地 域の活性化などに貢献すると期待されている。1999年12月に工事施行認可と都 市計画決定を得て、2000年3月に着工。昨年8月には12機のシールド機で構築 していたシールドトンネルが全線貫通するなど着々と工事が進む。昨年末の工 事進捗率は約86%。建設費は約3,000億円。
今回、トンネルウォークが催された区間は、佐藤・五洋・東急・ハンシンJVが施工の豊里駅(2工区)から 三井住友・地崎JVが建設する太子橋今市駅(7工区)に至る延長1.6?。この区間を含めて8号線のトンネ ルは、断面を在来地下鉄の約60%小さくでき、掘削土量も少ないなど、施工性の向上が大きな特徴。 参加者は1班60人程の班に分かれ、9時30分に第1班が豊里停留場南部の地下部をスタート。幅75?程度の狭 い線路わきをゴール地点の太子橋今市停留場に向かって進んだ。出発地点から約750m、淀川の真下約25mの 深さの位置に設けられた休憩所に到着。ここで参加者たちの声を拾ってみると、「素晴らしい、本当に感動し た」(60代主婦)、「スケールの大きさに驚かされた。いい体験ができた」(20代男性)、「ボランティアの 方に誘われて参加したが、楽しい思い出ができた」(60代視覚障害の高齢者)などと地下鉄工事現場での体験 に様々な思いを巡らせていた。参加者たちは一息ついた後、太子橋今市駅めざして元気一杯に歩き始め、全員 見事に1.6?を完歩した。
2006年02月17日
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