日本ペイント、「宮古島ウェザリングセンター」が完成
《塗膜性能研究の中核基地》 宮古島は、世界の暴露試験基準地域とされているフロリダと同程度の緯度に位置し、海洋性亜熱帯気候区高温 多湿型気象条件という、塗膜劣化促進には最高の環境にある。さらに、同センターは海岸から約100mの距離に あり、塩害による耐食性試験にも適している。また、島内には財日本ウェザリングテストセンターの宮古島試 験場もあり、日本における最高の暴露環境であることが認知されている。同試験場の汚染データを活用するこ ともでき、同じく島内にある宮古島地方気象台の気象観測データを相関分析に活用するなど、暴露試験に関し て絶好の立地条件を有している。同センターでは、自動車や建物などに塗装される塗料を試験板や塗装実物な どに塗装し、その塗膜が太陽光や雨などの自然環境の下ではどのような要因で、どの程度劣化するのかを調査 する暴露試験を行う。 同社では今回のリニューアルを機に、同センターは国内ほか3カ所(北海道富良野町、千葉県旭市、大阪府寝 屋川市)及びアジア五社の暴露試験場と海外三カ所の委託暴露試験場をネツトワークとして繋げ、寝屋川市や 東京都品川区の研究所ともリアルタイムの情報交換を行って、同社の塗膜性能研究の中核基地の役割を果たし ていく。
2006年04月17日
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