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建築家新人賞受賞者記念講演会、森下・矢田氏が講演

作品解説など約100人が参加 (社)日本建築家協会近畿支部(吉羽逸郎支部長)の建築家新人賞受賞者によ る記念講演会が15日、大阪市中央区のINAXショールームで支部会員はじ め学生、一般から約100人が参加して開催され、受賞作品の紹介や審査経過報 告などが行われた。 講演会では、初めに出江寛・前支部長による「若い建築家が受賞をバネに伸び ていってほしい」とする挨拶に続き、受賞者の森下修氏(森下建築総研)と矢 田朝士氏(ATELIER―ASH)が、それぞれ受賞作品の解説を行った。 森下氏の作品「南あわじ市営四季の丘団地」は、RC造1部W造2階建ての住 居11棟が広場を取り囲む形で配置さたもの。中国の「客家」という円環住宅を 参考に、「若い家族が住める住居」を全住戸とも色とプランが違うなど、「選 択肢を広げた」と設計上の特徴を解説。 矢田氏の「ES house−01」は、コンクリート打放しの外殻の中に木造 の建物を造り込んだ個人住宅。ESは「環境外殻」とのことで、「建物の中に 新しい敷地をつくり家を建てる」とし、「周辺環境の変化を前提に計画した」 など新たなアイデアを盛り込んだもの。
森下氏の作品について出江氏は、地場の資材を使用して新しい風景を作ったと「環境の作り方が良かった」と し、矢田氏については、外殻の隙間は「数寄屋造りの原点」とし、いずれについても、「日本の伝統技法が現 代風にアレンジされて活かされている」と評価、また、竹原義二・審査委員長は、受賞のポイントとして社会 性とチャレンジ性を上げ、「10年後もそこで光り輝いているかどうか」など審査にあたって感想を述べた。ま た、同ショールームでは受賞作品のパネル展示も併せて行われた。 【写真上:受賞者の記念講演会】 【写真下:パネル展示】
2006年06月19日
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