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竹中大工道具館、木挽とその道具展

技と心、木のすばらしさを紹介 (財)竹中大工道具館(神戸市中央区中山手通4-18−25、赤尾建藏館長)で は、2006年度企画展として、10月7日から11月26日まで「木を生かす匠・木挽 (こびき)とその道具展」を開催する。 前挽と呼ばれる大型の鋸を用いて原木を挽き、美しい木目を持った建築用材を 生み出す木挽の卓越した技も、今日では機械製材に押され、滅多に見ることは できなくなった。しかしながら、本当に美しい木肌を追求するのであれば、木 挽の熟練した技に機械は及ばないといわれる。 【写真:展示品の木挽道具】
今回の企画展では、同館所蔵の木挽道具や木挽の達人・林以一氏の道具など約50点の道具とともに、木挽の作 品ともいえる美しい木目を持った銘木の板約15点を展示し、木挽の技と心、そして木のすばらしさを紹介す る。入館料は一般300円、大学・高校生200円、中学・小学生100円。休館日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場 合は翌日休館)、開館時間は9時30分から16時30分まで(入館は16時まで)。 期間中、前挽産地として高名な甲賀市の木挽職人・田中新治郎氏と甲賀市教育委員会の長峰透氏による記念セ ミナーや、木挽職人・林忠雄氏による実演を交えた木挽体験ができる体験教室を開催する。また、兵庫県立美 術館を会場に、コーディネーターに永六輔氏を迎えて木挽頭梁・林以一氏、大工棟梁の前場幸治氏と直井光男 氏の3人を講師とした「技と心」講演会なども予定している。 同館では、木挽の道具や銘木だけでなく、それらに携わる工匠たちの生の声や技に触れられる良い機会だとし て、多数の来館・参加を呼びかけている。企画展ならびにセミナー、講演会についての問い合わせ等は同館 (電話078-242-0216)まで。 ※竹中大工道具館は1984年、日本古来の優れた道具を展示、後世に伝えていくことを目的に、(株)竹中工務 店の企業博物館としてスタート。その後、1989年に財団法人を設立、登録博物館の認可を受け、次第に消えて いく伝統の手道具を民族遺産として研究・収集・展示・保存を行い、工匠の精神や道具鍛冶の心を多くの人々 に伝えている。    
2006年08月31日
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