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INAXギャラリー大阪、「室内」の52年展

バックナンバーなど500点を展示 INAXギャラリー大阪(大阪市中央区久太郎町4−1−3、伊藤忠ビル一 階・INAX大阪ショールーム内)では、9月からの企画展として「『室内』 の52年展から山本夏彦が残したもの 」を開催している。会期は11月17日まで (水曜日は休館)、入場無料。 【写真:雑誌「室内」のバックナンバーの一部】
今年3月号をもって休刊したインテリアの情報月刊誌「室内」(工作社)は、1955年にコラムニストの山本夏 彦氏(1915から2002)が創刊した。創刊当初は「木工界」としてスタートし、1961年に「室内」と改題、通算 52年にわたって刊行した数は615冊にのぼる。手に道具を持つ人のためのジャーナリズムとして、時代を見据 えながら安易に迎合せず、批判精神を持ち続け、現場やそこで働く人々を応援し、日々の暮らしの中で大切な ものを訴え続けてきた。 企画展では、様々な特集記事や連載を通して、他の雑誌とは別格の趣で独特の世界を創り上げてきた「室内」 の魅力に迫りながら、時代とともに同誌が発信してきたメッセージを改めて見直す。 会場では、選りすぐりの連載・特集が誌面から飛び出し、長年関わってきた寄稿者たちの言葉とともに「室 内」の類稀な世界の一端を立体的に紹介する。 まず、会場壁面をぐるりと埋め尽くすバックナンバーからは、半世紀の歴史と渡辺力、五十嵐威暢、秋田寛ら 一流デザイナーによる表紙デザインの変遷を辿ることができる。連載「イラスト椅子づくし」を14年間執筆し た織田憲嗣氏(北海道東海大学教授)は、毎号1人のデザイナーを4ページにわたって取り上げ、8,000点以 上のイラストを書き下ろした。体系的にまとめたこの連載の手法と同様に、展示ではそのうちの100点の原画 と10脚の実物を制作年代順に並べて紹介している。 また、道具に終生こだわり続けた故秋岡芳夫氏(工業デザイナー)のコレクションから、使い込まれた持ち主 の温もりを感じる道具類なども展示。次代に伝えたい「室内」のエッセンスを約500点の展示品を通じて感じ ることができる。 なお、関連企画として会期中の10月10日18時から、「室内」企画編集室室長の鈴木真知子氏と連載「室内/室 外」などで登場した布野修司氏(滋賀県立大学大学院環境科学研究科教授)を迎え、対談「『室内』の50年と 日本の家づくり50年」を開催する。参加無料。参加希望者は同ギャラリーまで電話(06−6733−1790)かFA X(06−6733−1791)で。  
2006年09月04日
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