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守口高架橋の火災被害損傷状況、近畿整備局の検討委が中間報告

◇◇◆橋桁や橋脚にひび割れ、剥離、浮きなど◆◇◇ 昨年12月30日に沿道の火災により被災した国道一号守口高架橋の損傷で、近畿地方整備局が設置した同高架橋 火災被害復旧検討委員会(委員長・井上晋大阪工業大学工学部教授)は、22日に開いた委員会で損傷状況の調 査結果(中間報告)をまとめた。 それによると現地調査や試験の結果から、橋桁部の損傷状況はプレストレスト・コンクリート橋桁(P38から P40の2径間、11本)にひび割れ、1部剥離、浮きがあることが分かった(橋桁の中に入っているピアノ線 は、現在、受熱温度試験などによって調査中)。また橋脚部の損傷(P39、1基)についても、コンクリート の剥離、欠落、浮き、ひび割れが見つかった。受熱温度は300から600度と推定され、その深さは最小8??か ら最大32?(外側)に達しているという。 同検討委員会は、今後も部材内部のコンクリート、鉄筋及びPC鋼線(ピアノ線)の受熱温度を推定した上 で、各部材の損傷程度を正確に診断するため、引き続いて受熱温度試験や鋼材の引張試験などの調査を続け る。 火災は高架橋横の資材置き場で出火。コンクリート製の桁および橋脚の1部が損傷した。このため火災発生と 同時に全面通行止めにし、下り線は当日に規制解除した。また、安全性の確認を行った上、昨年12月31日には 上り線1車線を解放した。現在も安全性確保のため、支保工を設置し安全監視モニタリングを実施している。 守口高架橋は守口市大日4丁目に架かる単純PCプレテンション桁橋、橋長1,021.52m。総幅員17.7から21.6 m。架橋は1969年3月。

2007年01月26日
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