奥村組・創業百周年事業、奥村記念館が開館
同じく1階は、レストルームとして一般の人々に無料開放するとともに、観光インフォメーションセンター を併設し、ボランティアのガイドが海外からの観光客に奈良県内の観光スポットなどを案内してくれる。 一方、同記念館の意匠的な特徴は、前述の「免震」に加え、杉の木目を生かした「本実(ほんざね)」型枠 のRC打ち放し、焼杉(板貼り、ルーバーなど)の採用、障子をイメージしてガラスにグラデーションフィ ルムを使用、旧建物の瓦、梁、手水鉢、庭石などの再利用を図り、素材・周辺との調和に努めるとともに、 建物の内外を回遊できる設計としていることなどがあげられる。 同記念館は、同社の設計・施工で昨年9月26日に起工し、今年4月20日に竣工した。遺跡発掘調査や解体工 事を含む総事業費は約3億円。開館時間は10時から17時まで(年中無休)。入場無料。 今回の開館にあたって今谷館長は「この記念館が地域や社会に貢献する施設として、また観光客の憩いの場 として早く認知され、多くの人たちに利用されるように願っている」と話している。 奥村組 http://www.okumuragumi.co.jp/
2007年05月07日
▌トピックス
▌新着建設ニュース