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大阪市の「HOPEゾーン事業」 新たに船場・天満の2地区検討へ

大阪市は住むまち大阪としての魅力を高めるため、「HOPEゾーン事業」について、新たに船場地区と天 満地区の2地区の整備方針策定事業を実施し、事業化に向けた検討を進める。HOPEゾーン事業は、国土 交通省住宅局の補助事業「街なみ環境整備事業」を活用し、魅力ある住宅地の形成に向け、地域住民と連 携・協働しながら地域特性を活かした住宅などの修景補助や公共施設の整備などを進め、良好な民間住宅の 建設を促進する修復型・地域密着型の市街地整備事業。 建物修景への補助は、地区内の新築・増築・改修、塀や門などの設置に際して、歴史的・文化的な街なみに 考慮した「まちなみガイドライン」に適合する工事に対して補助を行う。公共施設の整備は、コミュニティ ー広場や集会所、公園・緑地整備、電線の一部地中化など。 市は歴史的・文化的な雰囲気や街なみに恵まれた地域を、大阪の居住地イメージを高めるゾーンに設定。住 宅など修景の誘導、道路・公園など公共施設の景観整備を進め、地域の魅力を情報発信し特色ある居住地の 形成を目指している。現在、平野郷地区、住吉大社周辺地区、空堀地区の3地区で同事業を実施。 船場地区は近代建築物が数多く残っており、都市居住が見直されて居住者が増加。また、大阪天満宮を中心 とした地域では伝統的な町家・蔵や大川沿いの公園があり、天満地区は「繁昌亭」が出来て賑わいが増して いる。今回、この2地区で住宅や街並み資源などの現況調査、地域住民などの意向を把握しながら事業化に 向けて整備方針を策定する考えだ。 今後は民間有識者などで構成した都市居住魅力戦略推進会議からの提言も踏まえ、同事業を全市的に展開す る方針。今年度は、新たに3地区で整備方針の策定調査を予定している。

2007年06月04日
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