大建協クリーン&リサイクルセミナー 約120人が参加
続くセミナーでは、大阪府農林水産部循環型社会推進室産業廃棄物指導課の河野伴弥・田中信・高村俊二の 各総括主査が、それぞれ「不適正処理の指導とその実態について」「産業廃棄物の行政報告について」「建 設汚泥の自ら利用による現場内利用の促進について」をテーマとした報告を行った。 この中で、河野総括主査は、実際に発生した産業廃棄物不適正処理事案を紹介しながら、一番の問題点とし て「当事者意識のなさ」を上げ、「会社としてリスク管理の観点から取り組むべきでは」と指摘した。ま た、大阪府下での産廃処理に関して、「全産業で99%以上が適正に処理されている」として、各事業者の取 り組みに感謝の意を表した。 セミナーではこのほか、手引書の改訂内容などについて、委員会メンバーらによる解説が行われた。今回の 改訂では、廃棄物処理編の見直しと法令等の一部改正に伴う罰則強化、石綿含有産業廃棄物やフロン類冷凍 空調機器廃棄物の取扱いを詳説するとともに、大阪府との意見交換会の結果を踏まえた「建設汚泥の自ら利 用に関する指導指針」やQ&A等、多岐にわたり加筆修正が行われた。
2007年12月03日
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