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阪神高速・稲荷山トンネルが開通 開通式典と記念イベント開く

 地域の振興と活性化に期待  阪神高速道路(株)(木下博夫社長)が建設を進めていた「阪神高速八号京 都線稲荷山トンネル」(山科出入口から鴨川東出入口、延長2.7?)が完成 し、1日に供用を開始、その開通を祝う開通式典が京都市伏見区の京都花き 地方卸売市場で関係者ら約220人が出席して開催された。式典には、阪神高速 の田中宰会長はじめ京都市の門川大作市長、来賓として山田啓2・京都府知 事、布村明彦・近畿地方整備局長らが出席して開通を祝うとともに、記念イ ベントとしてトンネルウォークが行われた。 9時からの式典では、初めに田中会長が式辞を述べ、京都市東部地域の長年 の悲願であったトンネルの開通により「市内の結びつきがさらに強化され、 地域経済の活性化や市民生活の向上につながると確信する」とし、第2京阪 道路などと連絡して京都・大阪が一体となり「関西が力強い圏域へと発展す る起爆剤となる」と開通を喜んだ。次いで、門川市長が、「京都の発展には このトンネルが不可欠であり、他の道路とつながってこそ相乗効果が生まれ る。残る区間も完成を目指し、活力ある京都のために全力を上げて取り組み たい」と決意を述べた。
続く来賓祝辞では、山田知事が、トンネルの開通により京都南部から学研都市が結ばれ、「関西の未来を作 り上げていく地域で高速道路ネットワーク形成が鍵となる。将来の京都の発展のためにもネットワークを作 り上げていきたい」とし、布村局長も、「歴史と伝統、先端産業の立地が京都の力となり、トンネルによる 道路ネットワーク形成は関西全体の上でも大きな意味がある」とし、今後も着実な道路整備に取り組んでい くとした。 この後、阪神高速の南荘淳・京都建設部長と馬場茂・伏見工事事務所長による工事経過報告や山科・鴨川東 の地元小学生代表による記念樹交換、出席者による万歳三唱などが行われた。 開通式典に引き続き10時からは記念イベントとして鴨川と山科の両側坑口からトンネルウォークが行われ た。ウォークに先立ち、鴨川東料金所前でブラスバンド演奏や地元小学生児童らによる風船放天などのセレ モニーが行われた後、親子や家族連れなど約9,000人が参加し、記念撮影などを行いながらウォークを楽しん だ。
2008年06月04日
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