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左官の良さを積極的にPR

大阪府左官工業組合(北平省三理事長)では2、3年前から、各種イベントへ の参加や独自の取り組み等によってエンドユーザーに「左官の仕事」及び「左 官の良さ」を広くアピールしており、少しずつだが環境や健康にやさしい仕上 げ材、工法としてその認知度や評価が高まりつつある。 具体的に、2年前の平成16年9月にインテックス大阪で開催された「住宅リフ ォームフェア」に同組合として初めて出展し、職人による左官の実演や一般の 人たちを対象にした塗り壁体験などを実施した。当日はテレビ局も取材に訪れ るなど、多数が来場して好評を博した。
《エンドユーザーの認知度も高まる》 昨年9月には、阪神・淡路大震災10周年記念事業として神戸市で開かれた「第41回全国左官技能競技大会」の 併催行事「左官体験イベント」にも独自に参加。組合では「竹と泥で家をつくろう」をテーマに、小学生たち が泥団子で家の塀を作ったり、職人の指導を受けながらコテを使って土を塗り固めていく左官作業を体験し た。また、こうして出来上がった家の土壁の外と内に温度計を設置してその差を体験するコーナーでは、日中 で最大6度の温度差(内部が低い)があることがわかり、改めて土壁による効果が実証された。3日間にわた る同イベントを視察した北平理事長は「こうしたイベントを通じて広く一般の人たちにも左官の良さを知って もらい、今後の左官工事の仕事の増加に繋がれば」と期待を込めた。 同じく10月には、京都市で行われた日左連主催による「伝統工法及び現代工法継承研修会」に近畿ブロック会 の一員として約20人の会員が受講した。この研修会は、日左連会員企業の経営基盤の確立をめざし、技能向上 はもとより、現場における左官工事業の品質・安全・工程・原価等の管理能力の向上を図り、業界の発展に活 かすことを目的としたもの。研修会では、日左連相談役でもある組合の阿食更一郎・相談役理事が講演。この 中で阿食氏は、生活環境の変化や文化の変遷とともに発展してきた左官の歴史を紹介した後で、シックハウス などの問題で左官工法の良さが見直されている現状を説明。さらに「伝統工法や技術の継承とともに、将来に 向けて業界全体で技術開発や材料の開発にも取り組んでいかなければならない」と強調した。 このほか11月には、組合独自ではないが、大阪商工会議所がキャリア教育支援事業の「総合的な学習の時間 等」で実施している出前事業の一環として開かれた小学生を対象の「泥の家づくり」にも組合員の一部が参加 した。子ども左官教室「見て触る」をテーマに、?竹中工務店の協力会社で組織する大阪竹和会(阿食更一郎 会長)の左官部会のメンバー約20人が協力した。 当日は、東大阪市立英田南小学校の4年生の児童を対象に、校庭の一角で竹や木で骨組みされた家(約3m× 3m、高さ約2m)に自分たちで作った泥団子を積み重ねて壁を築き、夕方頃にはりっぱな「泥の家」が完成 した。今回の「泥の家づくり」は、現役で活躍する左官職人による直接指導を通して、モノづくりの「技」や 「面白さ」、「驚き」を児童たちにも体験してもらい、モノづくりへの関心を高めてもらおうというもの。 イベントに協力した大阪竹和会の阿食会長も「東大阪は優れた技術を持った中小企業の街として知られてお り、子どもたちもそうした環境で育ったせいかモノづくりに対する関心が高く、左官作業にも順応性が早い」 と子どもたちが作業する姿にに将来の左官工をだぶらせていた。 《「この壁は左官仕上げで」と言われるように》  近年は、シックハウス症候群等に伴うエンドユーザーの健康志向とも相まって、左官工法の良さが見直され ている。左官工事に「追い風」が吹く中で、組合ではこれをさらに強いものとすべく、イベント等への参加な どを通じて積極的な取り組みを展開している。北平理事長は日頃から「エンドユーザーの方から『この壁は左 官仕上げにしてほしい』と言われるようにならなければならない」と話す。 【写真:子どもたちによる塗り壁体験】
2006年01月06日
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