建災防大阪、安全対策の徹底へ
続いて田中副支部長は、昨年の死亡災害が31件を数え、前年の21件を大幅に上回っていることを報告し「内容 をみると半数近くが墜落・転落災害によるものであり、これをいかに防止していくかが、死亡災害を減少させ る最も重要な要素でもある」と指摘した。そして最後に「2006年も『ストップ・ザ・ついらく』運動に加え、 各種活動を通じて労働災害の絶滅に向けて努力していく」と力強く決意を述べて挨拶を締めくくった。 引き続き、大阪労働局の新島良夫局長が挨拶し、大阪府下の昨年の死亡災害が総件数、増加数とも全国一とな っていることに憂慮しながら「現場の安全を最優先にする姿勢を明確に示し、単に精神的なものにとどまら ず、日々の作業内容に具体的な安全対策を組み込んだ施工計画を」と要望。さらに「施工管理と安全管理は一 体のものであり、本日の集会を契機として死亡災害の増加傾向に歯止めをかけるとともに、逆に今後は大幅な 減少に転じることを期待している」と述べた。 集会ではこの後、大阪労働局の井上貴志・労働基準部安全課長による講話「安全対策の徹底について」、労働 安全コンサルタントの岡田克之氏による「店社の施工管理部門における安全管理について」の講演、大阪労働 局の佐田野正・労働基準部安全課安全専門官の講話「現場の安全管理に関する基本対策について」が行われ た。
2006年02月05日
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