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「ポートライナー延伸部開業式典」を開催

《「神戸空港への足」発車 矢田市長ら約350人が祝う》 今月16日に開港する神戸空港への交通アクセスとなる神戸新交通ポートアイラ ンド線延伸部の「開通式典」が1日、神戸空港ターミナルビルで開催された。 式典には事業主体である神戸市の矢田立郎市長並びに神戸新交通(株)の横田 忠男社長及び、地元・工事関係者ら約350人が出席して開業を祝い合った。ま た、工事関係者に対する感謝状贈呈式と列車の発車式が行われた。なお2日に は、営業運転に先立って営業始発式が行われた。 午前11時からターミナルビル2階の出発ロビーで行われた式典では、初めに主 催者を代表して矢田市長が式辞を述べた。矢田市長は、今回の開通について 「神戸空港の開港による交通需要に対応し、ポートアイランドの利便性を高 め、沿線地域の活性化に寄与するもの」とし、今後同線が「地域に親しまれ、 安全で快適な公共交通機関として発展していくことを期待する」と挨拶、アク セスとしての期待を寄せた。 《神戸市全体の発展に貢献するものへ》
また来賓祝辞では、国土交通省都市・地域整備局の斉藤親・官房技術審議官が「ポートライナーは我が国初の 新交通システムであり、都市機能の向上と空港機能の支援はもとより、神戸市全体の発展に貢献するものと確 信する」との北側一雄・国土交通大臣からのメッセージを披露した。式典ではこのほか、横田社長による工事 経過報告や地元の港島小学校の児童による港島太鼓の演奏が行われた。この後、開通式典に引き続いて神戸空 港駅プラットホームで式典列車の発車式が行われた。 【写真上は発車式でのテープカット(中央が矢田神戸市市長)、写真下は感謝状を渡す横田社長】 発車式では、矢田市長、横田社長、斉藤審議官、近畿運輸局の谷口克己局長、神戸市の佐伯育三・市議会議長 の5名によるテープカットとクス玉開きが行われ、合図とともに紅白のテープに鋏が入れられ、クス玉が開披 されると見守っていた関係者から大きな拍手が湧き起こった。 一方、開通式典に先立ち午前10時30分から、施工者はじめ工事関係者に対する感謝状の贈呈式が執り行われ た。贈呈式では、神戸新交通会社の横田社長が、2002年2月の工事着工から今日までの各社の努力に対し謝辞 を述べるとともに、開業後は「安全で快適なサービスを提供し、市民に親しまれるよう努力していく」と挨拶 した後、施工72者を代表して川崎重工の服部明・車両カンパニーバイスプレジデントに賞状を手渡した。 ポートライナー延伸部は、既存の市民広場駅から分岐して神戸空港に至る延長4.4kmの区間。海上部の橋梁区 間(1.2km)をはじめ全線高架構造で、先端医療センター前駅、ポートアイランド南駅、神戸空港駅の三駅を 新設。併せて中公園駅から市民広場駅までの1.1kmの複線化工事も行われた。工事は02年2月に着工した。総 事業費は約520億円。   《記念行事続々と》 なお、延伸部の開業を記念したスタンプラリー「ぐるっとポーアイ」が18日・19日の2日間空港駅を起点に開 催されるほか、延伸線開業までの「あゆみ展」が4月9日まで、空港駅で開催されている。また、4日と5日 に続き11日にも市民を対象とした空港見学会が開催される。
2006年02月08日
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