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ノコギリ片手に、型枠実技試験―近畿躯体組合

近畿建設躯体工業協同組合(山本正憲理事長)は1日と2日の2日間にわたり、大阪府摂津市のポリテクセン ター関西で国家試験の「平成17年度後期・型枠技能検定実技試験」を実施した。今回は2日間で1級が78人、 2級が2人の合計80人(昨年は82人)が受検し、それぞれ合格めざして真剣な表情で課題に取り組んでいた。 《1・2級の80人が受験 晴れの合格めざし真剣に》 このうち1日には1級のみの40人が受検。受検要領の説明に続いて、8時40分から始まった実技試験は、昼食 と休憩をはさんで14時40分までの標準時間内(延長は30分間)に、支給された合板パネルや角材などの材料を 使い、課題となる工作物(小屋)を設計図どおりに組み立てるというもの。作業服にゼッケンを付け、所属会 社のヘルメットを被った各受検者は、日頃使い慣れたノコギリやカンナなど用いて作業を進めていった。 これに対し、石田正純・型枠部会長(石田工務店社長)を委員長とする9人の検定委員は、試験の作業手順や 工具の使い方、出来上がった工作物の仕上がり状態及び寸法精度の高さ、さらに受検者の作業態度に至るまで 厳正かつ公正な目で採点していた。 また、当日は組合の山本理事長も試験会場を訪れ、受検者を激励するとともに、人手不足が続いている中で 「こうした試験を受けて1級や2級の資格を取得した技能士が賃金面などで正当に評価されるように、行政や ゼネコンがもっと真剣に考えてほしい」と厳しい現状を訴えた。なお、今回の実技試験の合格者の発表は、1 月29日に実施された学科試験の結果と同じく3月14日に行われる。

2006年02月08日
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