三菱樹脂、長浜工場に新研究開発棟を建設
新研究開発棟は、高分子材料設計技術、多層化・複合化技術、延伸配向技術などの基盤技術の強化と新しい機 能を付与する次世代基盤技術の構築、さらにそれらの融合・結合による差異化商品の創造拠点であると同時 に、顧客と共に新商品を共創していく場として位置づけている。重点分野は、電子機能材分野や高機能・高付 加価値フィルム分野で、ディスプレイ用材料や超高密度多層基板材料などのIT関連商品、植物系樹脂を主原 料とする環境適合商品などの新商品開発と表面機能化技術、光学機能化技術、ナノ材料活用技術などの基盤技 術開発に取り組んでいく。 新研究開発棟のコンセプトは「将来の三菱樹脂を支える、次世代の高機能商品の開発拠点」で、具体的には (1)ニューテクノロジープラットフォーム(機能化技術)の強化、コア技術の強化の場(2)開発推進のた めのインフラ強化(量産試作・評価設備の強化・充実)の場(3)顧客との協業による開発推進の場(4)グ ループ会社、社内各部門との連携による開発推進の場ーとなることをめざす。 同社では、新研究開発棟の建設によって「収益力の高い開発型企業」をめざしたR&D体制の充実・強化を図 るとともに、顧客や社会のニーズに的確かつタイムリーに応える新商品開発と、そのための技術基盤の強化を 一段と加速させていく。
2006年02月13日
▌トピックス
▌新着建設ニュース