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「大阪にカジノができたなら」谷岡氏が講演

大阪建築士事務所協会主催「大阪にカジノができたなら」講演会 谷岡一郎・大商大学長が講演 (社)大阪建築士事務所協会(山口祥悟会長)主催の講演会「大阪にカジノが できたなら」が2月9日、大阪市中央区の大阪市歴史博物館で開催され、会員 ら約120名が講師の谷岡一郎・大阪商業大学学長の話に聞き入った。講演会で はまず、同会の戸田和孝・事業委員長が「まちとどのように関わるかは、建築 士の重要な仕事のひとつ。大阪経済活性化のためにみんなで知恵を寄せ合うべ きいま、谷岡学長の複合遊戯施設としてのカジノ論には非常に面白さを感じ た」と挨拶した。 講演で谷岡学長は、アメリカをはじめとするギャンブル・カジノ事情について 具体的な数字を示しながら話を進めた。観光資源が乏しく、アメリカで最貧自 治体といわれたミシシッピ州チュニカに92年、カジノが開設され、当時26.2% だった失業率が10年後に5%未満に回復した例を挙げ「観光資源がゼロのまち でもカジノに人が押し寄せ、経済は回復する」と分析、もし大阪にカジノがで きれば「近隣県から人が集まり、地方間での競争時代がスタートする」と予想 した。
谷岡学長は「遊びには複合すれば相乗効果が生まれる」とし、さらに「21世紀のリゾートは老若男女が一緒に 3泊できる観光資源がないと成功しない。家族で出かけてもお父さんだけが休憩しているのはリゾートじゃな い」とする持論を展開した。また、日本でカジノを開設する場合は「公設民営で運営しても初期投資は3年で 回収できる」「収益金を地方のためにいかに有効に利用できるのか具体的に示すことも重要」としながら、 「新規事業の70%が大阪で生まれている。数年後に大阪でカジノができると確信している。ここから新しいビ ジネスも生まれるはず」と語り、講演を締めくくった。 【写真上は講演会の様子、写真下は講演する谷岡学長】
2006年02月14日
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