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木津地方合同庁舎が完成、13日から業務開始

13日から業務開始 法務出張所、区検察庁、職安出張所を集約 JR木津駅前土地区画整理事業エリアの一角に、「木津地方合同庁舎」がこの ほど完成し、13日から業務を開始する。国土交通省近畿地方整備局が、これま で分散していた京都地方法務局木津出張所、木津区検察庁、京都田辺公共職業 安定所木津出張所を集約し、国の合同庁舎として整備したもので、構造規模は 鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積1,730.15?。地域の顔として親しま れていく環境配慮型官庁施設の施工を担当した(株)地崎工業では、建築工事 に対するイメージアップに努めながら品質の向上を目指し、全工期無事故・無 災害で高精度施工を達成した。 《地域の顔として親しまれる庁舎》 京都・大阪・奈良の3府県にまたがる京阪奈丘陵において国家的プロジェクト として建設が進められ、公共・民間の研究・文化施設が数多く開設されている 関西文化学術研究都市。また、住宅や都市基盤整備にも弾みがつくなど、新た な発展段階を迎えている。その文化・学術拠点への木津町側玄関口として整備 が予定されている「JR木津駅前土地区画整理事業エリア」の一角にこのほど 完成した「木津地方合同庁舎」は、これまで分散していた京都地方法務局木津 出張所、木津区検察庁、京都田辺公共職業安定所木津出張所を集約し、国の合 同庁舎として整備したもので、地域の顔として親しまれる庁舎の建設を目指し た。
《地崎工業が高品質施工》 歩道整備と一体化した街に開かれたオープンスペースが地域の景観を形成し、地域住民からも親しまれていく 庁舎の構造規模は鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積1,730.15?。各入居官署の利用形態にあわせて、 フロア単位の明快なゾーニングとしているほか、敷地内、庁舎内の動線分離を明確にして、利用者・職員の利 便性・安全性を向上させている。また、省エネルギーへの配慮としては、窓上部の庇による日射制御、開閉可 能な窓の全面採用による自然通風などによって空調負荷を抑制。さらに、大きな窓開口による採光の確保なら びに高効率照明器具の調光による昼光利用で照明電力の低減を図っている。 【写真上は木津地方合同庁舎の外観、写真下はハローワークのフロア】 一方、地域の顔として親しまれていく環境配慮型官庁施設(グリーン庁舎)の施工を担当し、高品質に完成さ せたのは(株)地崎工業。空橋進所長をはじめとする同社ならびに各協力会社の精鋭スタッフが一丸となって 土地区画整理事業の先駆けとなる合同庁舎建築工事に挑み、多くの関係者から寄せられていた信頼に応える高 品質施工を全工期無事故・無災害で達成した。 その工事は、敷地内において進められていた木津町下水道工事が完了した後の昨年4月から本格化。地盤改良 杭・山留め杭の施工を同月末まで続け、5月に入ってからは掘削ならびに基礎躯体工事を推進した。埋め戻 し・土間コンクリート工事が6月末に完了してからは、躯体工事に着手。9月中旬に打ち上げを無事に果た し、床・天井仕上げ工事、塗装工事についても年内一杯で完了するに至った。外構工事は、11月から雨水配管 工事を進め、今年の1月初旬には舗装工事も完了。3万2,000時間におよぶ全工期無事故・無災害のうちに竣 工を迎えた。 この間、(株)地崎工業では、タイル施工における面精度と接着力の確保などに留意した品質管理を徹底して 高品質を確保。また、駅前工事に起因する種々のネックを克服するための対応にも万全を期していた。そのう ち、敷地西側道路面の仮囲いについては、危険防止の観点から高さ3mの万能板を設置。しかも、学生や会社 員の通学・通勤路となっているこの道路の周辺は、街灯が少なく、薄暗いため、万能板が通行人に圧迫感を与 えないように、樹木をパンチング加工したものを使用し、夜間には場内からの照明によって光の樹木を浮かび 上がらせて圧迫感を緩和するとともに、木津町の仮設道路が接近する南西角部分の仮囲いについては、照明パ ネルを組み込んだ万能板を使用して歩行者の見通しを向上させた。 また、通学・通勤路ならびに近接するマンションの正面玄関に面している敷地西面の仮囲いには、工事現場に 対する親近感を持ってもらうことを目的として、建設現場を題材とした童話のパネルを設置したほか、近隣の マンションに住む小学生から提供してもらった絵画の拡大コピーを掲示して好評を得た。近隣住民への配慮と しては、建物西面の足場に防音パネルを設置して騒音・粉塵の抑制に努めるとともに、西面以外の足場にもメ ッシュシートを全面に設置して落下物・防塵に対する対応を図った。 その建物外周足場は、幅900?、長さ1,800?の枠組足場を基本に設置。枠組足場組立、解体時、最上階での作 業時における墜落災害を防止するために手すり先行工法で作業を推進したのが特徴で、施工方法確立への一翼 も担った。このほか、再開発地域内での工事であったため、道路整備工事等との取り合いが生じる場合には、 事前に事業主体である木津駅前整備事務所との綿密な打ち合わせ、情報交換を行って、支障が出ないように努 めていた。 《全工期無災害も達成》 空橋進所長の話=土地区画整理事業の先駆けとなる合同庁舎建築工事に迷惑をかけないように努めながら品質 の向上を目指していきました。全工期無事故・無災害で竣工を迎えることができたのは、近畿地方整備局をは じめとする関係各位のご支援ならびに近隣の皆様方のご協力の賜であり、心から感謝申し上げます。
2006年02月15日
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