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清水建設とINAX、超節水大便器ユニットを開発

超節水大便器ユニットシステムを開発・実用化 清水建設(株)(野村哲也社長)と(株)INAX(杉野正博社長)の両社はこのほ ど、オフィスビルなど非住宅向けの超節水台便器ユニットシステム「シーラ?」を共同 開発・実用化した。同システムは、真空装置や圧送装置などの特殊な付帯設備を設置す ることなく、6リットル洗浄を実現。特に、既存ビルのトイレを「シーラ?」でリニュ ーアルした場合、使用水量を半分以下に抑えることが可能となる。 建物のリニューアルを考えるビルオーナーにとって、一般的にトイレ廻りの改修は、空 調機器やエントランスの改修と並んで優先順位が高い項目となっている。そして、ビル の改修の際に節水トイレを導入すれば、ランニングコストの上下水道費用が下がること によって、リニューアルに要したコストをより早く回収することができる。
《使用水量を半分以下に》 既存ビルで使われている一般的な便器は、13から15リットルの洗浄性能が主流。これに対し、今回開発した超 節水大便器ユニットシステム「シーラ?」は、真空装置や圧送装置などの特殊な付帯設備を設置することな く、6リットル洗浄できるのが最大の特徴となっている。非住宅建物向けのトイレシステムとしては、最高水 準の節水性能を持ち、既存・新築を問わず建物に設置できる。延べ床面積1万4,000?の一般的なオフィスビ ルで試算した場合、上下水道費用を年間約600万円節約できるため、トイレ廻りの改修に要した費用を10年程 度で回収可能。 また「シーラ?」の優れた節水性能は、便器形状の改善、フラッシュバルブの流量特性の見直し、排水配管の 勾配最適化及び施工管理の徹底など、便器単体の改良にとどまらず、排水配管を含めたシステム全体を総合的 に見直すことによって実現したもの。真空装置や圧送装置などの特殊な付帯設備を使わず、従来から使われて きた重力排水で洗浄するため、信頼性が高く、余分な動力エネルギーを消費しないで済むことになる。また、 延べ床面積1万4,000?の一般的なオフィスビルで試算した場合、節水効果により、CO2量に換算して年間 5トンを削減することができ、環境負荷の低減にも貢献する。清水建設とINAXの両社では、4月1日から リニューアル工事や新築工事の受注に活用してく考え。 【写真は超節水システムの「シーラ?」】
2006年03月03日
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