建災防、労働災害防止活動を展開

こうした中、多くの工事が完工期を迎える年度末は工事が輻輳し、労働災害が増加する傾向にあることか ら、この期間中の労働災害防止対策の一層の強化と対策が必要となる。このため、建災防では年度末におけ る労働災害防止活動の一層の推進を図るため「2005度建設業年度末労働災害防止強調月間実施要項」を作 成。これを参考に企業の実態に即した実施計画を策定し、店社と作業所において効果的な労働災害防止活動 を展開し、安全衛生の確保に努めようというもの。 《店社と作業所一体で安全パトロールなど重点に》 同要項では、年度末には「より密接な作業間の連絡調整」、「作業員の健康状態の把握と適正な配置」等を 行い、「無理な作業の排除」に努め、さらに「休憩設備等の職場環境を整備」するなどし、店社と作業所が 一体となった取り組みを要望。重点事項として?特別安全衛生パトロールの実施?三大災害(墜落・転落災 害、建設機械・クレーン等災害、倒壊・崩落災害)防止対策の徹底?交通労働災害防止対策の徹底?不安全 行動による災害防止の徹底?石綿障害予防対策の徹底ーの五項目をあげている。 建災防では、この強調月間を契機に、経営トップをはじめ関係者が労働災害防止の重要性についてさらに認 識を深め、危険ゼロの安全で働きやすい快適な職場づくりの実現を呼びかけている。 【写真:啓発ポスター】
2006年03月16日
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