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大阪市、ミナミ再生へ活性化推進プロジェクト

文楽劇場周辺の整備に着手 大阪府は、道頓堀を中心とする?ミナミ?の繁華街の再生に向けた先駆的取り組みのひとつとして、井越将之 助役を本部長とする「大阪市ミナミ活性化推進プロジェクト」を発足させ、18年度の充填事業計画に新たに加 えた。6部局5事業に予算総額6億9,100万円を盛り込み、大阪が世界に誇る人形浄瑠璃文楽の継承と発展の 拠点である国立文楽劇場を核としたまちなみ整備などに着手する。 《まず4月から地下部の美装化》 6部局5事業のうちまちづくりの世界で注目されるハード整備は、ゆとりとみどり振興局が担当する国立文楽 劇場周辺のまちなみ整備だ。18年度は約1億5,000万円」を投じて地下部の美装化を、19年度には地上部の環 境整備に着手。地下部では交通局の防災設備工事に併せてこの4月から実施。天井や壁面、床の美装化などの 内容。施行区域は劇場直近の地下鉄日本橋駅7号出口まで。 文楽劇場周辺の界隈は、ホテル街や放置自転車などで環境が悪化。大阪で生まれた文楽の保存、継承、発展と いう観点から、文楽劇場前の通りを「おおさか文楽通り」(仮称)と位置付けて、大阪府警らの協力を得なが ら景観整備を推進させる。国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形遺産に人形浄瑠璃が認定されて いることなどから、文楽劇場は毎年10から20万人の集客力を誇る。「文化的なまちにふさわしい景観や雰囲気 をつくりたい」(ゆとりとみどり振興局企画調査課)と話す。 このプロジェクトに基づき道路整備や美化対策、既存施設の活性化を焦点とするまちづくりを推進する一方、 ソフト面では、違法風俗等の環境浄化や放置自転車、散乱ゴミ等の環境美化など計画的で効果的な対策を行 う。「ミナミは完成されたまち。ソフト・ハード両面から強力に施設を展開し魅力に溢れ賑わいあるまちへと 再生を図りたい」(危機管理室安全まちづくり担当)と力を込める。

2006年03月23日
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