堺市、「朝雲庵」6月8日に完成
6月に完成する「朝雲庵」の所在地は、堺市堺区北三国ヶ丘町1−2−36(反正天皇陵北側、方違神社西側) で、建物面積は72.49平方m。設計・監理は財京都伝統建築技術協会、施工は建築が(株)安井杢工務店、設備 が昭栄興業(株)。大坂屋敷の茶室は、利休切腹後に取り壊されたと言われているが、利休の弟子の山上宗二 (やまのうえ・そうじ)が間取りなどを文書で残しており、今日の茶室の原型にもなっている。「朝雲庵」は この間取り図や当時の資料をもとに、忠実に再現している。 また、茶室には書院や日本庭園のほか、同社グループのEH製菓(株)が運営するカステラ工房「江久庵」 (こうきゅうあん)を併設し、実際に「茶の湯」が楽しめるとともに、カステラの製造工程も見学することが できる。同施設は2階建て延べ面積1,539.67平方mで、設計・監理が(株)高松伸建築設計事務所、施工が昭 栄興業(株)。今回の復元計画の推進者である深江CEOは「4月から堺市は政令指定都市となった。観光客 の皆さんや、市民の方にも幅広く茶の湯を楽しんでもらえる空間として提供してきたい」としている。
2006年04月06日
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