福祉分野への関心「バリアフリー2006」
初日の開会式では、主催者を代表して大阪府社会福祉協議会の松廣屋慎二会長が、「4月から介護保険制度改 正や障害者自立支援法が施行され、福祉業界も大きな改革が進められている。我々も、昨今の社会情勢を捉え た新たな福祉課題が提供されているなか、全力を挙げて社会的な援護を必要とする人々への取り組みを行って いる」と話した。また、「(総合福祉展が)高齢者や障害者だけでなく、すべての人々にとって安心で快適な 暮らしへの大きな力となることを願う」と挨拶した。 次いで、テレビ大阪?の立岩文夫常務取締役が、「阪神大震災の年から始まった本展も今年で12回目。福祉業 界は新しいまちづくりをめざす法律の改正や施行で注目されている。福祉についての情報を広く社会へ発信す ることは我々テレビ局にとってもたいへんに社会的意義のあること」と述べた。来賓では大阪市健康福祉局の 松村勝幸高齢者施策部部長、ポール・リンチ英国総領事館上席商務官ら関係者10人が出席した。 期間中はまちづくりやバリアフリーに関連する行政・自治体関係者、専門家、コンサルタント、交通事業者、 福祉関連企業、一般から10万人を越える来場者が詰めかけた。来場者は、各企業や団体が提供する最新の福祉 機器・製品、注目度の高い福祉情報、交通バリアフリーと新しいまちづくりをテーマとするフォーラムやセミ ナーに大きな関心を寄せていた。「福祉はまちづくりのキーワード。高齢者や障害者向けの器機、製品を見て 回り、住まいづくりの参考にしたい」(住まいづくり関係者)と話した。 (最新の福祉機器・製品の展示紹介は次号掲載)
2006年04月24日
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