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「JIA建築家新人賞」森下・矢田両氏に決まる

(社)日本建築家協会近畿支部(出江寛支部長)は11日、「JIA近畿支部建 築家新人賞」の受賞者を発表した。若手建築家の育成を目的に新設したもの で、第一1回目の今回は、森下修氏(森下建築総建)と矢田朝士氏(ATEL IER―ASH)の2名が受賞した。 【写真:新人賞を受賞した矢田、森下各氏(左から)】
同賞は、建築家の職能を明確にするため、意欲に満ちた建築家から作品を募集、地域性や芸術性など総合的に 判断し、将来性が期待できる建築家に与えられるもの。45歳以下の支部会員を対象に、昨年10月に作品を募 集、16名の応募があり、竹原義二・審査委員長はじめ3名の審査員が現地審査を経て2氏を選出した。 受賞対象となった作品は、森下氏が共同住宅の「南あわじ市営四季の丘団地」、矢田氏は専用住宅の「ES  house―01」。森下氏は、2階建て11棟の住宅を広場を囲む形で配置したもので、「ランドスケープも含 めた一体型」が高く評価された。矢田氏は、平家建てのコンクリートの箱の中にもうの1つ家を入れ込んだ 「見たことない新しい提案」とされた。受賞にあたって森下氏は、「地に足がついた建築を心掛けている。手 法として素材や工法の良い部分を採り入れ、統合された新しさが評価されたのでは」とし、矢田氏は、「まち に対して開かれた核をつくる。奇をてらわず人が住むことをを基本とした。図面では判り難い作品を、見て判 ってもらえたことがうれしい」と、それぞれ感想を語った。 審査を振り返り竹原委員長は、「建築が社会の中で重要視されていることが再認識できた。この賞を契機に、 若手建築家が建築を社会の中に活かしていってほしい」と講評。また出江支部長も、実績重視の設計界の中で 若手にその実績づくりの場がないため、「実績づくりの場として、若手に夢とチャンスを与えたい」と同賞の 役割に期待を寄せた。なお、表彰式は24日に開催される支部総会席上で行われる。
2006年05月15日
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