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INAXギャラリー大阪、「レプリカ展―真似るは学ぶ」開催―6月2日から

不思議な模倣の世界へ INAXギャラリー大阪(大阪市中央区久太郎町4−1−3、伊藤忠ビル一階・INA X大阪ショールーム内)では、六月からの企画展として「レプリカ展 真似るは学ぶ  」を開催する。会期は6月2日 8月18日(水曜日及び8月12日から17日は休館) で、入場は無料。 今回の企画展では、本物の様々な写しのかたちをレプリカと総称し、素材や形状、技法 が異なる事例で制作の過程を追いながら、改めてその価値と意味を探る。同時に、制作 者や監修者たちのことばを交えながら、高い完成度を世界に誇るレプリカの見所に迫 る。会場では、企画展用に制作した「メソポタミアの扁壷」(紀元前5世紀)の型取り 複製(樹脂製)を原品と並列展示し、その瓜2つの出来栄えを制作工程とともに見るこ とができる。そのほか「遮光器土器」や「3角縁神獣鏡」など、ガラス越しには原品そ のものに見えるが、実は詳細な彩色で質感を表現した樹脂製の複製品を展示する。 【写真:遮光器土器(複製)】
また、原品に近い技術と素材で作られる復原模造では、天平期以来途絶えてしまった技法・脱活乾漆造の「聖 観音菩薩座像」がいかに再現されたかを、その時使われた道具や資料をもとに追跡する。平面複製は、現代版 版画といえるコロタイプ印刷を紹介。この技法では、色の濃淡のグラデュエーションを切れ目なく再現するこ とができる。ここでは「鳥獣戯画」の複製を題材に、一連の制作の流れを見ていく。 精緻に磨き上げられた手技で作られていく過程を目の当たりにすると、「完成品はオリジナル」と呼べるほど 貴重な「作品」でもあることに気づかされる。本物でもなく、偽物でもない、不思議な模倣の世界を堪能させ てくれるに違いない。今回、レプリカ資料約30点のほか、制作過程の資料や道具、写真等も含め約200点が展 示される予定。 なお、会期中の7月12日(水)には見学会「レプリカづくりの現場を訪ねて〜京都・便利堂のコロタイプ印刷 〜」を開催する。定員20人、参加費無料。申込みは同ギャラリー(電話06−6733−1790)まで。
2006年06月01日
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