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BCS関西、建築絵本の第2弾を発刊

『森の建築家ビーバー・ドリーとアンリー』 (社)建築業協会関西支部(淺沼健一支部長)では、幼児と保護者を対象とし た建築絵本「森の建築家ビーバー ドリーとアンリー」をこのほど発刊した。 同支部広報専門委員会(委員長=西川典廣・奥村組管理本部総務課長)が企 画・製作したもので、支部としては昨年度に続く建築絵本の第二弾。全国の幼 稚園と図書館、関西地域の小児科医院などに配布する。 BCS関西では、従来とは異なった視点からのイメージアップや広報戦略の一 環として、昨年には技術専門委員会が、建築施工の様子やそこで働く職人さん にスポットをあてた建築絵本「王様の冬の部屋」を刊行、全国の幼稚園等に配 布したところ予想以上の反響があり、多くのお礼と感謝の声が寄せられた。 今回は、その第2弾として建築家である2匹のビーバーを主人公に、建築に対 する心構え、建物や自然災害、環境といったテーマを織り込んだ物語としたも の。発刊にあたり西川委員長は、「1人でも多くの子供達が、建築会社が地域 環境や災害への取り組みを進めていることを知ってもらえたら」とし、母親が 子供に読み聞かせることで建築への興味を持ってもらえればーと期待を寄せ る。
内容は、幼児向けの絵本と保護者用の資料編で構成する全32頁のA4版。絵本は、はしだみきこさんが作・画 を担当。資料編には、最近話題となっている「建物と地震」、「建物と環境」を取り上げ、地震に対する耐 震・免震・制震の構造についての仕組み、環境では、廃棄物削減はじめ太陽光の利用、屋上・壁面緑化など、 それぞれについてイラストや写真で判りやすく解説。委員会では昨年5月から製作を開始、製作に際しては 「母親や子供の目線を重視した」(西川委員長)とし、委員会の下に子供を持つ女性メンバーを加えた研究部 会を設置して検討を重ねてきた。また、作者の選定から資料収集まで、全て委員会メンバーらによる手作りの 労作となっている。 支部では、約2万部を発行し全国約1万4千の幼稚園はじめ図書館、関西地域の小児科医院、会員などに配布 するとともに、希望者にも頒布(1部500円)するとしている。問い合わせは大阪市中央区北浜東1−30、大 阪建設会館三階の同支部(電話06−6941−8301)まで。 ストーリー============================================ 森に住むビーバーのドリーとアンリーは、同じ建築の仕事をしながらも性格は正反対。二匹は森の仲間から家 づくりを頼まれるが、ドリーは材料を無駄にせず、リサイクルや植林など環境に配慮しながら仕事を進めるの に対し、アンリーは伐採した木材や新品の材料を使い放題。さらに手抜き工事を行うなど金儲けのことばかり を考えていた。ところがある日、森を地震と嵐が相次いで襲った。ドリーの建てた家はビクともしなかったの に、アンリーの建てた家は次々と壊れていき、森の仲間の信頼を失うことなった。独りぼっちになり心から反 省したアンリーはドリーに仕事をやり方を教わりながら、やがて立派な建築家となり、仲間の信頼を取り戻し ていく。 =================================================
2006年06月14日
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