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戸田建設 煙突自動除染・レンガ解体ロボット開発

戸田建設(株)(加藤久郎社長)はこのほど、焼却施設の煙突内面に付着し たダイオキシン類を効率よく除染し、レンガを解体するロボット「TOース ウィンパーロボ」を実用化した。同社は昨年、煙突を自動で効率よく除染す る装置を開発しており、レンガ解体機能を付加して二カ所の現場に適用し、 その有効性を実証している。 休止中の焼却施設は地方自治体の一般廃棄物焼却炉だけで約600カ所になり、 これらを解体するには「廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類ばく 露防止対策要綱(基発第401号)」に準じて、解体作業を行う前にダイオキ
シン類を含む付着物を除去(除染)することが義務づけられている。 解体されるような古い煙突は、通常コンクリートの躯体の内面にレンガを積んだ構造で、まず高圧水によっ てレンガ内面を除染し、レンガを解体した後、再びコンクリート内面を除染して、ダイオキシン類を完全に 除去してからコンクリートの躯体を解体する。従来、煙突頂部から吊したゴンドラでの人力作業が主であっ たが、最近では煙突内を噴射ノズルが回転しながら昇降する機械洗浄(回転ノズル式)が一般的になってき た。しかし回転ノズル式は、煙突の下部に行くに従い、内径の拡大によってノズル先端と内壁との距離(噴 射距離)が大きくなるため、除染効率が落ちるという問題点があった。 今回実用化したロボットは、噴射ノズルが煙突内径の変化に追随できる構造とすることで噴射距離を一定に 保ち、煙突の構造や汚染状況に応じて均一に効率よく自動で除染するもの。制御方法は、あらかじめ降下速 度や降下時間、旋回速度と旋回時間を制御プログラムにインプットし、自動運転が可能。また、解体アタッ チメントを装着し、ロボットに備え付けた二台のテレビカメラの映像を確認しながら、遠隔操作によってレ ンガを解体できる。 ロボットは、開閉可能な四本の上部アームと四本の下部アームを持ち、煙突内で上部アームを突っ張ること でロボットの安定を保ち、噴射ノズルや解体アタッチメントを装着した下部アームが旋回して除染及びレン ガ解体を行う。噴射ノズルは揺動機構を取り入れ、噴射幅を広げることで除染効率を向上させている。ロボ ットは煙突頂部からウインチによって吊り下げる方式で、ロボットの設置撤去時以外はクレーンを必要とし ない。また、収納治具を考案して設置撤去の時間を短縮し、収納治具をガイドにして煙突最頂部の施工も可 能にした。 適用した煙突は、千葉県内の高さ21mの煙突と福岡県内の45mの煙突で、今後はこのロボットを煙突の除染及 びレンガ解体の汎用機として、焼却施設の解体現場に適用していく予定。
2006年06月18日
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