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エレベーター現状、市施設で実態調査

「シンドラー」トラブルなど シンドラーエレベータ社製のエレベーターによる死亡事故の発生を受けて大阪市住宅局はこのほど、市内の公 共建築物での同社製エレベーターと他社との設置状況と近年の故障等の実態調査を行い、中間報告を行った。 調査結果から、2003年4月から2006年5月までの市施設では「東京都港区で発生した事故のような事例は無 い」(技術監兼管理部)と報告している。 市営住宅への同社製エレベーターの使用は127台。トラブル発生件数は166件で、うち129件が管理不良、37件 が器機不良によるものだった。同社製を除く設置数は1,046台。故障発生件数は管理不良1,378件、器機不良 467件であった。閉じ込めというトラブルは他社使用の発生率7.6%に対して、同社製は13.4%を示し、とくに 4人乗りのエレベーターで高い発生率を起こしていることがわかった。 また、市営住宅以外の市の施設建築物では、同社製の使用数は37台で、うち24件のトラブルが発生。管理不良 が13件、器機不良が11件。同社製を除く設置数は637台で、トラブルは667件が発生している。管理不良は191 件、器機不良は476件であった。市の施設建築物では故障発生率は全体で他社のエレベーター使用の方がトラ ブル率が高いと明らかにしている。 住宅局では現在、安全・制御・駆動装置などに重点を置き、すべてのエレベーターについて緊急点検を実施し ている。今後、故障等の履歴の分析を行い、国と連携を強化させながら安全確保に努めるとしている。

2006年06月27日
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