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錢高組ら、矩形ケーシングを用いた掘削工法開発

余掘り量を低減しコストダウン (株)錢高組と(株)テノックス、東洋テクノ(株)の三社はこのほど、矩形 ケーシングを用いた掘削工法「SPRED(Square Profile  Redlacement and Digging Method)工法」を 開発した。同工法は、画的に広がった汚染土壌を掘削除去する場合や浄化壁を 構築する場合に、矩形のケーシングを用いることで、従来の円形ケーシングを 用いた場合に比べ余掘り量を低減できるというもの。
これまで、一般的に行われてきた円形ケーシングを用いた掘削除去では、円形断面のため平面的にラップ部分 が多くなり、余掘り量の増加による汚染土壌の処分費がコストアップの要因となっていた。 今回開発した「SPRED工法」は、従来の円形断面による掘削を矩形断面で行うことにより、施工時の平面 的なラップ範囲を縮小し、余掘り量を低減することでコストダウンを可能にした。また、汚染土壌の搬出土量 及び浄化資材の使用量が少なくなるため、環境にも配慮した工法となっている。 同工法による施工方法は、クローラ式杭打機及びオールケーシング掘削機の二種類が可能。このうち、クロー ラ式杭打機の施工手順は ?杭打機のリーダーにケーシング及びオーガスクリューを取り付ける ?オーガを回転させてケーシング内の土壌を搬出させながら、所定の深度まで圧入する ?ケーシング内に残った土壌をテレスコ式クラムシェル等により、所定深度まで掘削する?ケーシング内を浄 化資材等で埋め戻し、ケーシングを引き抜くーというもの。 開発では、実際の施工機械で施工実験を実施し、矩形ケーシングの打設精度や施工能力を確認し、実用性を検 証した。(株)テノックスの東京機材センターで行われた施工実験の見学会には官公庁、コンサルタント、プ ラントメーカーの関係者ら約100人が参加し、クローラ式杭打機による施工を行い、同工法の実用性を確認 してもらった。
2006年06月28日
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