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関空国際貨物施設を増強、上屋E棟(仮称)を建設

2期滑走路の供用にらむ 来年8月2日の2期滑走路供用を睨んで、関西国際空港における国際貨物施設の増強が進んでいる。現在、建 設中の二棟に加えこのほど、「国際貨物上屋E棟(仮称)」の建設が決定、これにより来年には既設の上屋と 併せて八棟が稼動することとなる。 今回、建設が決まった国際貨物上屋E棟(仮称)は、郵船航空サービス?が輸送品質と業務効率化の向上を目 指して専用上屋として取得するもの。同上屋は、関空一期島の国際貨物地区において、占有敷地面積約9,400 ?に約4,000?の荷捌き場を有する規模で計画され、今年10月にも着工し、来年5月に竣工・引渡しを予定し ている。 同社ではこれまで、成田ロジックスセンター増築棟や中部ロジックスセンターを建設、国内の主要国際空港の ゲートウェイ機能増強しており、今回の関空専用上屋もその一環として計画。 これにより、輸出ULDのビルドアップの空港集約化や輸入インタクト郵送を拡大することで、輸送品質の向 上、リードタイム短縮、業務効率の向上によるコスト低減に努めるとしている。また国際貨物取扱施設として は既に、今年10月の供用を目指してDHLの「国際貨物上屋C棟」(延べ1万0,100?)が清水建設で、日本 貨物航空の「同D棟」(同6,200?)が、ナカノフドー建設により整備が進められている。 これらに加え既存上屋では、航空集配サービスの生鮮貨物取扱施設が再拡張を実施。昨年7月に延べ2,366? に拡張済みだが、今年6月に新たに1,154?を再拡張したもので、日本の空港内では最大の低温庫(温度管理 可能)となった。 このほか、2004年には日本航空の国際貨物上屋A棟(延べ6,190?)が、昨年8月にはキャセイ関西ターミナ ルサービスのCKTSカーゴビル(同6,853?)、同11月には日本の空港内では最大のフォワーダー上屋とな る日本通運の国際貨物上屋B棟(同9,437?)が、それぞれ稼動している。 関西国際空港会社ではこれまで、国際貨物施設の増強に務めてきたが、来年8月の日本目の滑走路供用によ り、日本でただ一つの完全24時間運用空港となることから、その機能を航空貨物の面いおいても最大限発揮す ることとし、その要となる国際貨物施設の増強を積極的に図り、「顧客ニーズを捉えた航空物流拠点としての 機能拡充を進めていきたい」としている。

2006年07月13日
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