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日本建築学会、淺沼組技術研究所を見学

免震装置加力実験など、会員・学生ら約50人が参加 (社)日本建築学会(村上周三会長)の会員及び一般の学生らを対象にした研究所見学 会が3日、大阪府高槻市の「(株)淺沼組技術研究所」(福本昇所長)で開催され、参 加者は土の液状化模型実験や免震装置の加力実験などを見て回った。 この見学会は、今年4月に創立120周年を迎えた日本建築学会が、その記念事業の一 環として実施している研究所見学会事業に?淺沼組も協力、参画して行われたもので、 関西のゼネコンでは同社が初めてとなる。 【写真:免震装置を見学する参加者】
当日の見学会には、同学会の会員及び一般の学生ら約50人が参加。見学に先立ち、同社技術研究所の福本所長 が挨拶し、施設の沿革や概要を説明しながら「建物の耐久性や耐震性の向上を図る技術などの一端を肌で感じ ていただき、ゼネコンの研究所が日々、建設技術の研鑽に努めていることを理解してもらえれば」と見学会の 成果に期待を込めた。 この後、参加者は2班に分かれ、研究所の木村建治・建築研究グループリーダー兼企画担当、井上重信・構造 研究所グループリーダーらの案内で研究所内に設置された各実験装置を見て回った。このうち、土の液状化模 型実験では、実際に小型土槽(幅800?×高さ450?)を振動させて建物の沈下の様子や埋設管の浮き上がり状 況などを体験した。また、簡易な地盤の支持力測定では、キャスポルという測定器を使って固いモデル地盤と 緩いモデル地盤で実演し、地盤の強さを測って比較した。 そして、免震装置の加力実験では、鉛プラグ入り積層ゴムを使った免震装置が地震時に大きく変形して地震の 力を免れる様子などを見た。このほか、コンクリートの硬さを測るコンクリートの圧縮試験やコンクリートの 中性化試験、コンクリートの製造、電気を利用した汚染土壌の浄化などを見学した。 参加者はこれら施設や実験装置に熱心に見入るとともに、担当者の説明にも真剣な表情で耳を傾け、メモを執 ったり質問をしていた。 (株)淺沼組技術研究所は1987年12月に本社に設置された。1989年12月、現在地に技術研究所棟が完成。建物 はPRC構造地下1階地上3階建て、延べ床面積1,972?。同研究所は構造研究、建築研究及び土木研究の各 グループで構成されている。
2006年08月07日
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