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関空1期アンダーパスが開通

 国際貨物線の約420? 連絡誘導路と幹線道路の立体交差  関西国際空港の1期島と2期島をつなぐ連絡誘導路と1期島内幹線道路を立体 交差化する「1期アンダーパス等工事」の国際貨物線約420?が開通し、10日 に開通式が執り行われ、関西国際空港?の平野忠邦・代表取締役副社長らがテ ープカットを行った。工事は昨年6月に着工、全体完成は今年10月の予定。大 林・大成・五洋・竹中土木・錢高・大豊JVが施工を担当している。 1期アンダーパス等工事は、2期島への連絡誘導路直下を、1期島内の幹線幹 線道路とGSE(空港用車両)通路を地下化して交差、幹線道路は延長412.5 ?、GSEは420?(うち誘導路分263.2?)で、このうちアンダーパス部は、 地下6.3?に幹線道路は幅員24.3?の往復分離四車線、GSEは同16.1?二車 線となるもの。 今回、開通したのは幹線道路の国際貨物線の55番保安ゲート 大阪国際郵便局 間の412.5?の区間。アプローチ部等の一部工事は残っているが、今回の開通 が事実上の供用開始となる。
【写真上】島田 古土井 平野 中島 辻野 本庄の各紙によるテープカット (左から) 【写真下】関係者が見守る中での通り初め 開通式は午前10時から幹線道路上で開催された。初めに施主を代表して平野副社長が挨拶。平野副社長は、 「主要施設が隣接する区域での難しい工事となったが、慎重に工事を進めていただき、知恵と尽力により工期 短縮とコスト縮減が達成できた。今後も安全確保と環境に配慮しながら残りの工事を進めてほしい」と述べ、 開通を喜んだ。   来賓祝辞では、関西国際空港貨物地区連絡協議会の中島幸典副会長が、「関空の貨物施設は上屋の増設が進む など急ピッチで整備が行われているが、今回の開通は貨物車両の増加に対応し、安全で円滑な輸送に寄与する ものだ」と期待を寄せた。   この後、平野副社長と中島副会長、関西国際空港用地造成会社の古土井光昭専務、関空会社の島田知明常務、 関西空港警察署の辻野賢次署長、大林組の本庄正史専務執行役員の6氏によるテープカットが行われた。   合図とともに紅白のテープにハサミが入れられるとクス玉が開披され、見守っていた出席者らから大きな拍手 が沸き起こった。テープカット終了後はトラックによる通り初めが行われた。なお、午後1時からは一般車両 の通行が開始された。   アンダーパス工事は、地下に道路部の躯体を構築し、その上を頂版として幅60?、長さ60?のPC版で覆うも の。昨年6月から行われた工事では、掘削土量約13万立方?、躯体コンクリート約45,000立方?を打設。また PC版は662本を製作・設置した。   大林JVの猪坂益典所長は、「躯体コンクリートの打設が日量2,000立方?に達する時期もあり一番のポイン トだったが、今はとにかくほっとしている。残る工事も含め最後まで無事故・無災害を目指して努力してい く」と話していた。
2006年08月14日
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