関空1期アンダーパスが開通
【写真上】島田 古土井 平野 中島 辻野 本庄の各紙によるテープカット (左から) 【写真下】関係者が見守る中での通り初め 開通式は午前10時から幹線道路上で開催された。初めに施主を代表して平野副社長が挨拶。平野副社長は、 「主要施設が隣接する区域での難しい工事となったが、慎重に工事を進めていただき、知恵と尽力により工期 短縮とコスト縮減が達成できた。今後も安全確保と環境に配慮しながら残りの工事を進めてほしい」と述べ、 開通を喜んだ。 来賓祝辞では、関西国際空港貨物地区連絡協議会の中島幸典副会長が、「関空の貨物施設は上屋の増設が進む など急ピッチで整備が行われているが、今回の開通は貨物車両の増加に対応し、安全で円滑な輸送に寄与する ものだ」と期待を寄せた。 この後、平野副社長と中島副会長、関西国際空港用地造成会社の古土井光昭専務、関空会社の島田知明常務、 関西空港警察署の辻野賢次署長、大林組の本庄正史専務執行役員の6氏によるテープカットが行われた。 合図とともに紅白のテープにハサミが入れられるとクス玉が開披され、見守っていた出席者らから大きな拍手 が沸き起こった。テープカット終了後はトラックによる通り初めが行われた。なお、午後1時からは一般車両 の通行が開始された。 アンダーパス工事は、地下に道路部の躯体を構築し、その上を頂版として幅60?、長さ60?のPC版で覆うも の。昨年6月から行われた工事では、掘削土量約13万立方?、躯体コンクリート約45,000立方?を打設。また PC版は662本を製作・設置した。 大林JVの猪坂益典所長は、「躯体コンクリートの打設が日量2,000立方?に達する時期もあり一番のポイン トだったが、今はとにかくほっとしている。残る工事も含め最後まで無事故・無災害を目指して努力してい く」と話していた。
2006年08月14日
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