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国交省の河川堤防詳細点検(中間報告)

◇◇◆浸水による破堤の恐れは36%◆◇◇                        瀬田川は1.6?全川で堤防強化が必要   国土交通省はこのほど、実施している河川堤防の詳細点検で、全国の点検済み区間の延長約5,900?のうち、 36%に当たる延長約2,100?で水の浸水による破堤の恐れがあるという中間報告を発表した。国は平成21 年度までに点検を完了させ、堤防の安全性が不足している箇所については、積極的に対策工法を推し進めてい くとしている。 河川堤防の詳細点検は、平成14年7月にとりまとめた「河川堤防設計指針」に基づき、既存堤防の安全を確 保するため平成14年度から国の管理で点検を必要とする約10,200?を対象に行い、今年3月末までに約 5,900?の点検を完了した。水の浸透に対する検討では、ボーリングによる土質調査、標準貫入試験、現場透 水試験のほか、降雨特性調査や洪水波形調査を実施。この結果、堤防強化が必要な区間は約2,100?、対策不 要は約3,800?と判明した。   堤防強化の浸透対策工法としては、断面拡大工法(腹付け)、同(押え盛土)、ドレーン工法、表のり面被覆 工法、川表遮水工法、ブランケット工法などを挙げている。質的強化を実施するまでの間は、効果的な水防活 動の推進を図るため、堤防詳細結果を水防管理団体らと共有化する。 近畿地方整備局管内では、全体計画延長約734.7?のうち596.1?で詳細点検を終えた(実施率81%)。浸 透に対する安全性が不足している延長は196.1?、33%となっている。淀川水系の瀬田川は1.6?の 点検をすべて終え、延長100%の堤防強化が必要としている。(近畿整備局管内の堤防詳細結果は表参照)

2006年10月05日
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