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次世代住環境研究所が開発

◇◇◆木造住宅用外張り断熱パネル◆◇◇    同時に耐震、制震効果も   (株)次世代住環境研究所(岡山市下中野338−118)はこのほど、木造住宅 の断熱パネルでありながら同時に耐震、制震効果も併せ持つハイブリッド外 張断熱パネル「パーフェクト・ウォールS」を開発し新発売した。 【写真】施工例
同社はこれまで、木造住宅の省エネ・快適性を実現する外張断熱パネル「パーフェクト・ウォール」を供給 し、すでに全国で200棟以上の施工実績を有している。 一方、地震対策としてこれまで住宅業界では、建物を強くすること=「耐震」性能の向上ばかりに重きを置い てきた。しかし、それでは建物自体がガチガチに硬くなり、結果として地震エネルギーが建物全体に伝わり、 大地震の際、倒壊は免れても1階と2階がずれてしまう等の層間変形が大きく、その後は安心して住み続けら れる状態ではなくなる、という問題がある。 このため同社では、耐力を増すことよりも建物に「しなやかさ」を持たせるという考え方=「制震」に代わろ うとしていることに着目。制震技術とは、金物と金物との間に粘弾性体を挟んだ制震金物を設置し、地震エネ ルギーを吸収、または別のエネルギーに変えてしまうという、高層ビル等に使われてきた技術を住宅に応用し たもの。すでに大手ハウスメーカーもCM等で先行しているが、免震(基礎に地震力が入っても専用の部材に よって上の建物に地震波を伝えないようにする工法)よりも安価とはいえ、ユーザー価格でも60から70万円の 追加となることにおいては高額といえる。 同社では、こうした制震金物工法からさらにそれ以上の性能を生 み出すハイブリッド外張断熱パネル「パーフェクト・ウォールS」を開発。外張断熱材をパネル化し、国土交 通省から耐震力壁認定を受けた「パーフェクト・ウォール」の耐震性能に加え、今回新たに制震性能もプラス した。 構造体(柱・梁)と外張断熱パネルとの間に高層ビルなどに使われる粘弾性体を介在させることにより、地震 エネルギーを吸収し、揺れ変形を大幅に減衰させることが可能となった。この「パーフェクト・ウォールS」 を施工するだけで、従来の省エネ快適性と地震対策の両面で同時に高い効果を発揮する。
2006年10月21日
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