INAXギャラリー大阪、タワー展 内藤多仲と3塔物語
今回の企画展では、東京タワー・名古屋テレビ塔・通天閣の生い立ちから現在までを振り返るとともに、これ まで大きく取り上げられる機会の少なかった3塔の生みの親、内藤多仲の功績や人物像に焦点を当て、塔の特 色や魅力を紐解く。 会場では、半世紀にわたる3つのタワーの変遷を建設過程や竣工時から現在までの外観・内観、展望台から見 える風景、塔を取り巻く人々などを収めた希少な写真資料や模型類で紹介。また、塔独自の土産や絵はがき、 歴代のパンフレツト等も展示している。 会場中央に設けた内藤多仲コーナーでは、多仲のサインが入った貴重な塔の図面や晩年の600m超のタワー案 なども見ることができる。さらに「耐震構造の父」として名を馳せた彼の業績を、耐震壁を用いた自邸などい くつかの作品例で紹介している。 また、会期中の来年1月26日(金)18時半からは、田中彌壽氏(早稲田大学名誉教授を迎え、「タワーの構造 設計〜塔博士・内藤多仲のもとで〜」と題して講演が行われる。参加希望者は電話(06-6733-1790)かFAX (06-6733-1791)で同ギャラリーまで。参加無料。
2006年12月07日
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