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増える堤防沿いのホームレス小屋、近畿整備局が大和川右岸の5件撤去

 洪水時の危険性など説得  河川の堤防沿いでホームレスが不法に小屋を設置するケースが増えている問題 で、近畿地方整備局大和川河川事務所は、本格的なホームレス小屋対策に乗り 出し5日、空き家となっていた大和川右岸の5件を撤去した。洪水時の危険性 がある上、ゴミ問題や美観の点でも大き障害になっているという。 ※写真・撤去されるホームレス小屋
撤去されたホームレス小屋は、大阪市住之江区西住之江、南海本線のすぐ下流で、2002年ごろに設置された。 撤去に当たっては、事務所内でチームを組み、週1回のペースで堤防沿いを巡回。大阪市の自立支援センター とも連携をとりながら、強制的撤去でなく、生活者の人権や生存権、また、人命的な面や財産価値のあるもの についても慎重に取りはからいながら、ねばり強く生活者に立ち退きのアドバイスや指導を行ってきた。この 結果、昨年9月上旬から10月下旬にかけて住民5人が説得に応じ、2人は大阪市の生活保護を受けることが決 まった。 こうしたホームレス小屋は、大和川全川で約70件あり、いま公園管理などが厳しくなったことを背景に、川辺 へ住まいを求める例が多いという。同事務所は「河川は市民全員のもの。ホームレス小屋は、河川法にも違反 している。大和川の水嵩が増えると、生活者の生命が危ない。正常な河川管理の面でも、いま進めている大和 川再生の面でも、残るホームレス小屋は全て撤去し、従来の美しい大和川を取り戻したい」と語っている。
2007年01月12日
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