関空新滑走路に‘一番機’、国交省の検査機が初着陸

到着後の会見で冬柴国交相は、「供用開始に向け、着実に準備が進んでいることを確認することができた」と 感想を述べ、順調に整備が進んでいることにより、「今年開催される世界陸上や華商大会など国際イベントで この滑走路が活躍すると思う」とし、特に東南アジアの活力を取り込み、「経済成長を維持するための玄関口 であり、世界的な拠点として離陸することを嬉しく思う」とその役割に期待を寄せた。 滑走路の印象では、「国際空港では日本唯一の24時間空港で、2本の滑走路を備えて真の24時間空港となる」 と語り、初着陸については「一生忘れられない経験」としたほか、今後の整備については、2004年の財務省と 国交省の合意を踏まえ、推移を見守っていきたい―とした。 また村山社長は、初着陸を「エポックメイキングな日となった」としながらも、今後は、「供用開始に向け万 全の準備を整え仕上げていきたい」と新たな決意を見せた。 第2滑走路では、先月29日から1日まで、滑走路や誘導路、航空灯などの地上施設の検査が実施され、今月か ら飛行検査を行うもの。検査終了後は、国交省から合格通知が出され、それを受け空港会社では供用開始日の 届出を提出し、6月上旬には国交省がAIP(航空路誌)を発行、世界各国への周知期間を経てオープンを迎 えることとなる。
2007年02月06日
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