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大京・関電不動産、2棟の超高層免震タワーマンションが同時竣工

◇◇◆最新の免震構造、オール電化◆◇◇ (株)大京(田代正明社長)と関電不動産(株)(畠中俊尚社長)が共同事業により建 設を進めていた2棟の超高層免震タワーマンション「エルザグレース堀江タワー(38階 建て、施工=竹中工務店)」と、「ビオール大阪大手前タワー(40階建て、施工=熊谷 組)」がこのほど同時竣工した。両社では同時竣工に先立ち14日、報道陣に竣工披露を 行い、内部を公開した。堀江では竹中工務店のスーパーハイブリッド免震工法「5デバ イス免震」を世界で初めて、また大手前では民間分譲マンション初の風による揺れを制 御する熊谷組のロック機構付き免震装置を採用するなど、いずれも最新の免震構造と し、関西電力のオール電化や、セキュリティなどにも最新技術を導入している。特長な どは次の通り。
【エルザグレース堀江タワー】 所在地は大阪市西区南堀江1−26−15、RC造(免震構造)地下1階地上38階建て、敷地面積2,696.66?、 建築面積1,547.76?、延べ床面積3万0.483.79?の規模で、総戸数214戸(住居213戸、店舗1戸)。設計は日 建ハウジングシステム・竹中工務店設計共同企業体が、施工は竹中工務店大阪本店が担当し2004年10月に着工 した。間取りは1LDKから4LDK、専有床面積は54.72?72から141.10?。 免震構造は、竹中工務店のスーパーハイブリッド免震工法「5デバイス免震」を採用、万一の際には五種類の 免震装置が地震波エネルギーの建物への伝達を緩和する。地下1階の免震層に天然ゴム系積層ゴム(最大径 1,500?)14基、弾性すべり支承六基、直動すべり支承二基、免震U型ダンパー12基、減衰こま四基の計38基 の免震装置を設置、地震の揺れを効果的に吸収する。 最上階フロアの地上38階にパーティースペースと眺望ラウンジを設置し、すべての居住者が利用可能なほか、 ゲストルーム、AV設備を有するファミリースタジオ、集会室など共用施設を充実させている。 【ビオール大阪大手前タワー】  所在地は大阪市中央区糸屋町1−2。RC造(免震構造)地下2階地上40階建て、敷地面積3,403.67?、建 築面積1,621.85?、延べ床面積4万4,832.85?の規模で、総戸数307戸(住戸306戸、店舗1戸)。設計は安 井・熊谷設計共同企業体が、施工は熊谷組関西支店が担当し、16年6月に着工した。間取りは1LDKから4 LDK、専有床面積は48.74?から204.80?。 免震構造は、特性の異なる三つの免震装置を組合せたもので、風揺れを制御する熊谷組の「ロック機構付き免 震装置」の採用。地下2階の免震層にオイルダンパー、天然ゴム系積層ゴム支承、弾性すべり支承を合わせて 70基設置。地震エネルギーを減免して家具の転倒などを防ぐとともに、オイルダンパーにロック機構を付加さ せ、台風時などの強風の揺れも制御する。 地下1・2階は駐車場、1階はエントランス、カフェ、二階にはジムスタジオや和室、別棟に地域開放型多目 的ホールなどを設置、三階から39階を居住階とし、最上階の地上40階には全居住者が利用できるスカイラウン ジや空の回廊(スカイコリドール)を配置する。大阪の新しいランドマークをイメージし、外観デザインは湧 き上がるエネルギーを二色の外壁で表現、夜間はスカイコリドールとヘリポートをライトアップする。 なお、価格帯は堀江が2千万円台前半から1億1,800万円、大手前は2,400万円台から1億9千万円台。堀江は 2005年6月の発売開始から9か月間で、大手前は2005年2月の発売開始から1年間でいずれも完売した。
2007年02月21日
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