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「堺市立はるみ小学校」の新校舎が完成

◇◇◆施工は奥村組・橋工務店・国誉建設工事共同企業体◆◇◇ 新たな歴史と伝統を刻んでいく再編整備校にふさわしい理想の教育環境を創出 ー。「堺市立晴美台小学校」と「堺市立晴美台東小学校」との統合によって 2005年4月1日に発足した「堺市立はるみ小学校」の新校舎(RC造2階建 て、延べ5,468?)ならびに体育館(RC造2階建て、延べ1,281?)がこのほ ど完成し、新学期から使用を開始する運びとなる。従来の晴美台小学校に建設 されたもので、施工は奥村組・橋工務店・国誉建設建設工事共同企業体が担 当。
児童をはじめとする第3者災害の防止に留意しながら安全第一に品質の向上を目指し、全工期無事故・無災害 での高精度施工を達成した。 〜「ひとづくり・まなび・ゆめ」を教育理念に〜 大阪、京都、神戸に次いで、関西では4番目の「政令指定都市」として昨春の4月1日から新たな歩みを始め た堺市では、「ひとづくり・まなび・ゆめ」を教育理念として定め、▽豊かな心のひとづくり▽確かな学びの 形成▽夢を育む教育の推進ーと積極的に取り組んでいる。 また、政令指定都市移行を契機として「堺市教育活性化プラン」を策定。堺の教育の進むべき方向性を示すと ともに、「自由都市・堺 ルネサンス計画」における教育分野の施策・事業の進捗を図るための指針となるも ので、『世界へはばたく?堺っ子?つながる教育・ひろがる教育』の実現を目指していく。 一方、児童・生徒の個性は、他人との比較の中から自覚されるものであり、異なる個性との磨き合いの中で育 っていくものであるため、一定規模以上の集団の中での学び合いや相互の働きかけが、個性の伸長にとって大 切であるとされている。   しかし、近年における出生率の低下などの理由により、堺市においても就学児童・生徒数が減少してきてお り、小・中学校の小規模化が進行している。 こうした背景の下、堺市では、小規模校の活性化を目的とする「堺市小規模校基本方針」を2002年に策定。 ▽学校規模が養護学級を除く通常の学級数で6学級以下である ▽今後も児童・生徒数の増加が見込みにくい ▽校区世帯数・人口が市平均を大きく下回っている ▽小学校の再編整備に当たっては、同一中学校区内とする ▽再編後の学校規模が24学級を超えない ――などの選定基準に該当する過小規模の学校について再編整備に取り組むこととした。 この基本方針に基づき、2005年4月1日に誕生したのが「堺市立はるみ小学校」。「堺市立晴美台小学校」と 「堺市立晴美台東小学校」とを統合して再編整備した新設校で、「心身ともに健康で、自ら考え正しい判断力 をもち、仲間と協力して最後まで粘り強くやり抜く『はるみっ子』の育成」という学校教育目標に沿って445 人の児童(2007年2月現在)が、従来の晴美台東小学校の敷地において勉学やスポーツに勤しんでいる。 このほど完成し、新学期から使用を開始する新校舎は、晴美台小学校の旧校舎を解体した跡地に建設を進めて いたもので、構造規模は鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積5,468?。一階が普通教室(3室)、保健 室、養護教室など、2階が普通教室(14室)、多目的室、図書室などの特別教室で構成されており、同時に完 成した体育館(鉄筋コンクリート造造二階建て、延べ床面積1,281?)と相まって教育環境の向上をもたら す。 一方、新校舎ならびに体育館の施工を担当し、全工期無事故・無災害での高品質施工を達成したのは奥村組・ 橋工務店・国誉建設建設工事共同企業体。「顧客の要求を的確にとらえ、信頼が得られる品質を確保する」 という作業所方針に基づき、片佳範所長をはじめとする同社ならびに各協力会社の精鋭スタッフが、一丸とな って工事に取り組み、堺市や多くの学校関係者から寄せられていた期待と信頼に応えた。児童をはじめとする 第3者災害の防止に留意しながら安全第一に推進した工事が本格化したのは2006年1月初旬。杭打ち、掘削、 基礎工事などが淀みないペースで進められ、10月初旬に校舎棟、11月末に体育館の躯体打ち上げをそれぞれ果 たした。 また、VOC(揮発性有機化合物)対策やバリアフリーへの対応などに万全を期しながら推進した内装工事が 今年の2月中旬に完了したのに引き続いて、外構も同月末にはすべてが終了し、無事に竣工を迎えるに至っ た。この間、奥村組・橋工務店・国誉建設建設工事共同企業体では、設計図書に基づきながら施工チェック を入念に実施するなどして一工程毎の検査を着実にクリアしていき、高品質を確保した。 安全管理については、帝塚山学院大学泉ヶ丘キャンパスが近接してあったので、学生をはじめとする第三者災 害の防止に留意するとともに、現場内においても、低層作業が多いことによって逆に生じる「油断からの墜 落・転落災害の防止」に重点をおいた活動を緻密に展開した。 この結果、約17万5,000時間におよぶ全工期無事故・無災害を達成し、再編整備校として新たな歴史と伝統を 刻んでいく「堺市立はるみ小学校」の新校舎、体育館の竣工に大きな花を添えた。 片佳範所長の話=================================================================================== JVならびに各協力会社のスタッフと手を携えて努力し、高品質な建物を工期内に、無災害で完成させること が出来たのは大きな喜び。これも偏に、堺市や学校関係者のご支援、ご指導の賜であり、心から感謝申し上げ ます。 ==================================================================================================
2007年03月28日
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