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日本建築協会創立90周年、記念式典・シンポジウムを開催

◇◇◆佐野会長「時代に即した活動を」◆◇◇ (社)日本建築協会(佐野吉彦会長)がこのほど創立90周年を迎え、その「記 念式典・シンポジウム」が3月30日、大阪市中央区のOMMビル内で開催され た。式典には佐野会長はじめ来賓、会員ら約160人が出席して、創立90周年を 祝うとともに、さらなる発展を誓いあった。また第7回日本建築協会賞の表彰 式も併せて行われた。  第7回日本建築協会賞の表章式も  式典では、初めに協会を代表して佐野会長が挨拶。佐野会長は、建築は社会を 反映し安寧に寄与するものとし、「建築家は自己研鑽を怠らず、積極的に行動 する時期にきている」と建築家の役割を述べ、90周年については、「過去を顧 みず、100年を見据えて歩みだす1年とする」とさらなる発展を呼びかけた。 また協会の活動について、「創立以来、一貫して建築界の健全な基盤としての 役割を果たし、技術の向上と人材育成の場として多くの才能を輩出してきた」 と語り、「今後も時代にフィットした活動に取り組んでいく」との決意を新た にした。
来賓祝辞では、布村明彦・近畿地方整備局長はじめ、太田房江・大阪府知事、関淳一・大阪市長から、それぞ れのまちづくり施策に対する支援と協力に期待する言葉が寄せられ、また、社日本建築学会の村上周三会長か らの、「創立以来、自由闊達な気風を重んじ、日本の建築界全体に与える影響は計り知れないものがある。今 後もその活動に期待したい」とのメッセージが披露された。 この後、第7回日本建築協会賞の表彰式と、シンポジウムが行われた。シンポジウムでは、坂本勝比古・神戸 芸術大学名誉教授による基調講演「関西の近代建築を支えた人々」と、佐野会長を司会に坂本教授と、大阪ガ スエネルギー・文化研究所の栗本智代さん、竹中工務店設計部の松隈章・設計課長によるパネルディスカッシ ョン「都市づくりに活かす‘近代建築力‘」が行われた。      第7回日本建築協会賞は、協会創立70周年(1987年)を記念して創設された。建築にかかわるあらゆる分野に おいて社会に貢献した団体・個人に対して、その業績を讃え、わが国文化の向上と公共福祉に寄与することを 目的としたもの。 今回は、16件の応募のうち、選考委員会(委員長=金多潔・京都大学名誉教授)により協会賞3件、特別賞1 件が選定された。表彰式では、各代表に対して、佐野会長から賞状と賞牌が手渡された。 なお受賞者は次の通り。(敬称略) 日本建築協会賞 ▽有形の「道具」と無形の「技術」の保存と伝承      =財竹中大工道具館理事長・竹中統一 ▽ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)の保存と活用      =(株)淀川製鋼所取締役社長・國保善次 ▽西梅田エリアの電力負荷平準化の計画と実施       =竹中工務店設計部設備部長・田ノ畑幸                              設備課長・小宮山研2 日本建築協会特別賞 ▽大阪市立住いのミュージアム(大阪くらしの今昔館)の運営=大阪市立住いのミュージアム
2007年04月04日
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