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京阪・天満橋駅改造「川に顔を向けた駅へ」

◇◇◆駅ビル地下街もリニューアル◆◇◇ 京阪電鉄(株)(佐藤茂雄社長)では、天満橋駅を改造し、大川の水上ター ミナルと直結する「川に顔を向けた駅づくり」に着手する。大阪府が進める 八軒家浜整備と連動し、水都再生にも寄与するもので、併せて駅ビルの一部 のリニューアル工事も実施する。この計画は、水都再生を目指して大阪府が 進める「八軒家浜水陸交通ターミナル整備」では、天満橋駅北側の大川沿い に水上バス等の船着場や展望デッキなどを整備することから、その一環とし て中之島線の分岐部となる天満橋駅を改造し、水上交通と陸上交通の結節点 として水都大阪のシンボルとするもの。
改造工事では、府が新設する船着場の完成に合わせ、中之島線勧業に向けた天満橋駅及び駅周辺の活性化と して、駅ビル北側部分にエントランス2か所の設置とエレベータ一基の新設、駅構内レイアウトの変更など を行う。 また、これに伴い、駅ビル地下街の「パナンテ天満橋」をリニューアルする。従来の飲食機能に加え、物 販・テイクアウト機能を充実させ、利用者の日常に利便性と潤いを提供する「駅ナカ商業施設」への転換を 図り、賑わいを創出するとしている。 改造・リニューアル工事は5月に着工し、2008年3月の竣工を予定している。総投資額は約12億8千万円。 なお、パナンテでは初年度売上高約18億円を見込んでいる。 京阪グループでは、1983年より水上バス?を通じて、大川(旧淀川)で「アクアライナー」や「ひまわり」 などの観光事業を営み、水都再生に取り組んできている。また、天満橋駅は中之島線の分岐駅として、鉄道 ネットワークの一大拠点となることから、同社では、同駅を水陸交通を一体化する‘川に顔を向けた駅’や ‘電車を降りたら船着場’とすることで、大阪本来の個性を取り戻すきっかけになればーとしている。 一方、大阪府の八軒家浜水陸交通ターミナル整備は、駅北側の天満橋から天神橋にかけての大川左岸沿いを 延長約500mにわたり整備するもの。整備は1期と2期に分け段階的に実施。1期は、上流となる駅ビル前面 の200mに高水敷と船着場を整備、2005年度から工事を進め、2008年度春の完成を予定している。2期では、 下流の300mで今年度、親水護岸(延長50m)はじめ、船着場等の管理運営機能や情報発信機能等を有した賑 わい施設の詳細検討を進め、整備に着手したい考え。 京阪電鉄 http://www.keihan.co.jp/
2007年04月18日
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