《SRF工法》 壁補強の技術評価取得
同工法での壁補強を用いると、既存壁にベルトを貼り補強して強度と靱性を向上させ、ブレース等の使用量 を大幅に減らし、場合により無くす事も可能。 同工法については2002年11月、柱補強に関し日本建築防災協会の技術評価を取得、2003年2月に 奈良県で1本めの柱補強が施工された。 2004年4月には東海道新幹線の耐震補強工法として正式採用され、2006年に「ひょうご耐震補強コ ンペ」で最優秀の県知事賞を受賞。 今年7月20日付けで日本建築防災教会の技術評価範囲にSRF工法による各種の壁補強も加えられた。 オフィスビルや鉄道高架橋、学校、マンションなど各種施設での施工実績を積み重ねている同工法は、第1 本目から数えて3000本目となる柱補強を今年8月21日、東京都・銀座のオフィスビルにおいて施工し た。 耐震補強への関心が高まる中、同社では今回の技術評価について「既存の柱、壁を生かした無理のない耐震 補強への道を拓くもの。 多くの施工実績を通じ工法の基盤が固まった」としている。 なお、同工法に関しては、同社が特許を保有し、その設計・施工、材料製造は同社からライセンスを受けた 設計会社や施工会社、製造会社などのライセンス企業が実施しており、現在、その企業数は200社以上と いう。 問い合わせは同社(?03―5214―3431)まで。
2007年09月10日
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