土工協関西の安全講習会
講習会では初めに、主催者を代表して同支部労務安全委員会の亀山益寛・副委員長が挨拶。亀山副委員長 は、厳しい環境の中では、安全管理の衰退が懸念されるとしながらも、「安全は全てに優先するを再認識 し、一人ひとりが地道な努力を続けることが重要だ」とし、特に「死亡災害の減少が責務となっている」 と、大阪労働局が推進する現場所長安全宣言の実践を呼びかけるとともに、講習会の成果に期待を寄せた。 次いで、大阪労働局労働基準部安全課の長谷川雅一・産業安全専門官が、‘労働災害の現状と大阪危険ゼロ 先取運動’についてを講演。長谷川専門官は、データ分析から、「全産業における労働災害は増加傾向にあ る」とし、また昨年度、建設業では大阪は全国ワースト二位であり、「1位の東京とは工事量が違うにに、 災害件数は四件しか違わない」と指摘、改めて安全活動への取り組みを要請した。 講習会ではこのほか、近畿整備局企画部の山田安治・技術調査課長による‘工事の安全対策について’と、 東亜大学医療工学部の中田敬司準教授の‘リーダーのための安全管理と危機管理’が行われた。
2007年09月14日
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