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「布目ダム」見学会でダムの役割や大切さをアピール

 淀川水系ダム水源地ネットワーク、親子約100人が参加  奈良県下など関係市町村で構成する淀川水系ダム水源地ネットワークは3 日、「布目ダム見学と山添村ふれあい交流ツアー」を催した。同ネツトワー クのダム見学会は2000年度から毎年実施しているもので、今回が8回目。今 年度は「水のふるさとの風土にふれる」をテーマに、ダム水源地の役割や重 要性を理解してもらい、上流域と下流域の交流を図ることを目的としたも の。当日は絶好の晴天に恵まれ小学生同伴の親子ら約100人が参加。山添村の 楽しい祭りやダム見学を体験し、有意義な1日を満喫した。
見学は大阪方面と奈良方面からの大型バス2台を貸し切り、大阪方面は8時に出発。車中では準会員でサポ ートしている近畿地方整備局淀川ダム統合管理事務所の永野純一副所長が、「淀川水系には7つのダムがあ り、洪水から皆さんを守ったり、貴重な飲み水を供給している。珍しい体験を通じて、ダムの役割やその大 切さを知ってもらいたい」とあいさつし、一行は天ケ瀬ダムのビデオを見ながら山添村に向かった。ここで 「山添ふれあいまつり2007」を楽しみながら昼食。その後、山添村から約25分の目的地・布目ダムへバス を走らせた。 布目ダム到着は13時。見学では布目ダム管理所の職員の指示に従って、まずコンクリートの堤体の中にある 約200階段の地下通路(監査路)を慎重に通り抜け、地下に設けられた低水管理用放流ゲート設備や水力発電 の設備などを見学。また、外に出て下からダム本体を見上げた。目前に迫るそのスケールにみなびっくり。 「100年に1回の洪水にも安全に水を放流します」といった洪水吐の解説などに熱心に耳を傾けた。そしてダ イナミックな堤体をバックに記念撮影。地上部へは最深部約65mに設置されたエレベーターで上がった。 コンクリートの地上部(道路)からもその堤体の大きさ、広大な湖を実感。さらに布目ダム管理所でビデオ によってダムの役割や仕組みを学んだ。最後は下流に移動。全員がこの日を記念して、周辺に紅白のハナミ ズキ3本、白モクレン5本、ソメイヨシノ5本を植樹。奈良市長の代理として市建設部下水道室の井戸本敬 三室長も顔をみせ、「ダムの重要性を肌で感じとってもらったと思う。水源地の魅力を知ってもらうための 発信、地域づくりを進めており、今後も上流・下流の交流を深めていきたい」とツアーの目的を語った。こ の後、参加者全員で記念撮影を行って布目ダムを後にした。 布目ダム…………………………………………………………………………………………………………………… 位置は、左岸が奈良市北野山町地先、右岸が奈良市丹生町地先。集水面積は75平方?。ダム本体とわきダム で構成され、ダム本体は重力式コンクリートダム(わきダムはロックフィルダム)。ダム本体の堤高は72 m、堤頂長は322m、堤体積は33万立方m。洪水調整、水道用水の供給、水力発電の多目的ダム。管理開始は 1992年4月1日。管理は独立行政法人・水資源機構木津川ダム総合管理所。 ………………………………………………………………………………………………………………………………
2007年11月08日
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