BCS賞受賞作品見学会 佐川美術館と平等院ミュージアム
佐川急便創業40周年記念事業の一環として開館したもので、建築主は(財)佐川美術館、設計・施工は竹中工 務店、竣工は1998年3月。なお、同館では今年9月、50周年記念事業の2期工事として樂吉左衛門館(RC 造地下2階地上1階、延べ2,111?)を新設している。 続いて一行は、2002年度に受賞した平等院ミュージアム鳳翔館を訪れた。同館は、国の史跡名勝地に指定さ れ、世界遺産にも登録されている平等院の国宝等の収蔵環境を改善するため、2000年2月から2001年7月に かけて建設されたもので、建築設計は栗生明+栗生総合計画事務所、施工は大林組が担当した。 平等院は、年間70万人を超える拝観者を迎えることから、同館でも拝観順路の混乱を起こさない一筆書きと なる動線に、さらに鳳凰堂を取り巻く景観保全を第一に考えられ、鳳翔館では建物のボリュームの大半を地 下に配置しており、規模はRC造・S造(1階)FR鋼、地下1階地上1階、延べ2,297?。 学生らは佐川美術館、鳳翔館いずれも当時の施工担当者の案内に耳を傾けながら、カメラを片手に熱心に館 内を見て回っていた。
2007年11月12日
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