日刊建設新聞社.com
ニュース | トピックス | 建設業株一覧 | マーケット情報 | 建設用語辞典 | 倒産情報 | 地図 | 建設業法
 
トップページ► トピックス

TOMネット「2007年度中心市街地活性化フォーラムinあまがさき」

 「地域コミュニティの再生テーマに」広場、ハレの場、交流のしくみづくりを  NPO法人TOMネット(林秀樹代表理事)主催の「2007年度中心市街地活性化フォ ーラムinあまがさき 地域コミュニティの再生 」が10日、アルカイックホール (尼崎市)で開催された。フォーラムには林代表理事はじめ関係者ら約50名が参加 し、基調講演、まちづくり事例紹介などに耳を傾けた。 フォーラムではまず、第1部で基調講演として林代表理事による「地域コミュニティ の復活」と、近畿経済産業局産業部流通・サービス産業課の日村健二中心市街地活性 化専門官による「持続可能なまちづくり手法を探る」が行われた。講演で林代表理事 は、1998年に設立された同ネットについて、沖縄会が今年新たに発足したことや、取 組内容などを紹介した。
また、映画「3丁目の夕日」を例に挙げ、「映画の中に中心市街地活性化法(以下、中活法)活用のヒント がありそうだと感じた」と述べた。まず第1に「作りこまない広場や空き地が多くあり、その場所で町内の イベントなどが行われていた」、第3に映画の中でよそ行きの服を着て映画館や外食に行くシーンがあった ことから「昔はハレの場がまちにあった。現代ではどこに行くにもジャージを着ていたり、メリハリがない のでは」、第3に、どこのまちにもおせっかいなくらいに声をかけてくる人が必ずいたことに触れ「よそか ら来た人でも関係なくおもてなしする機会が今は少ない。濃い人間関係が必要」と話し、「人が集まる広 場、ハレの場、地元の人と交流できるしくみづくりの3点を今の時代に合った作りこみ方をするのがいいの では」とまちづくり提案に関する持論を展開した。   続いて日村専門官は、昨年8月施行された改正中活法についての現状などを話しながら、中心市街地の活性 化への手法は一つではないと強調し「まちの競争力をつけるためには、ライフスタイルを変えるくらいの意 気込みが必要では。そのまちの人すら歩いていないまちには人は呼び込めない。政策を分析し、その地域に 合った方策を探して効率的に実行することでまちの価値は高まる」と述べた。
2007年12月17日
▌トピックス
| Operation | 利用規則 | プライバシーポリシー | Connect |
Copyright c 2024 nikken-times.com All rights reserved.