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戸田、西松らが共同でアスベスト無害化・資源化装置の開発へ

 低温過熱蒸気を用いて  戸田建設(株)、大旺建設(株)、西松建設(株)、財建材試験センターは このほど、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NED O)「アスベスト含有建材等安全回収・処理等技術開発」委託事業におい て、「低温過熱蒸気によるアスベスト無害化・資源化装置の開発」を共同で 実施することを決定した。
戸田建設ら四者では、2008年度内にも、大量に排出されるアスベスト含有建材を対象とした、安価で無害 化、資源化できる革新的な装置を完成させる計画。この委託事業の成果をさらに進め、2009年度以降には千 代田建工(株)、大旺建設(株)を中心にアスベスト含有建材の無害化処理事業を展開する予定。 昨年までに高知大学理学部水熱化学実験所との共同研究により、過熱蒸気を用いることで効率的にアスベス トを無害化できることを確認。この技術をもとに、NEDOの委託事業において大量、安価で無害化、資源 化できる装置を開発する。 アスベストは溶融処理温度(約1,500℃)よりも低温で脱結晶水化を起こし分解するが、現在のJIS規格で 定められているアスベストの有無を決定する方法では、1,100で3時間加熱しないと「無害化」を判定できな いことが報告されていた。しかし、過熱蒸気を用いることで熱伝達効率が良くなり、900℃、1時間以内の低 温、短時間の条件で無害化が可能であることを確認した。 この無害化の方法は、これまでの燃焼、溶融による方法ではなく、新たな無害化処理技術として、現在特許 申請中。 従来法との違いは ?回収されたアスベスト含有建材は破砕しないまま、もとの大きな形で処理できるため、飛散を防ぐことが できて安全 ?過熱蒸気を用いることで、従来のような大量の排ガスは発生しない ?常圧下もしくは微負圧下で処理ができ、従来の1,500℃の高温での溶融法に比べ温度も低いため、低コスト で処理ができる ?アスベスト含有建材を対象としており、そのほかの廃棄物と混合することなく処理するので処理物の再資 源化(セメント化等)が可能。委託事業では資源化技術の開発も行う。   処理費用については5から8万円/トンで無害化することをめざす。また、処理能力では「廃棄物の処理及 び清掃に関する法律」による無害化処理認定許可基準のアスベスト5トン/日以上の処理能力装置を開発す る。 開発後の事業化については、千代田建工が首都圏で2009年度にまず1万トン/年(30トン/日)の処理能力 を有する無害化処理工場をつくり、2013年度までには10万トン/年の処理能力をめざす。その後の事業展開 は、広く一般から事業実施者を募る予定。
2007年12月18日
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