近畿地方整備局「駆け込みホットライン」に120件

近畿地方整備局はこのほど、2007年度建設業法令遵守推進本部の取り組み状況を明らかにした。それによる と11月現在で、同推進本部の「駆け込みホットライン」に寄せられた情報件数は120件(電話94件、ＦＡＸ11 件、郵送15件）。同ホットライン以外の情報件数は370件（不払い・住宅の施工不良など行政相談）となって いる。 立ち入り調査などの施工状況は ▽駆け込みホットラインなどの外部情報に基づく調査（実施ずみ12社） ▽公共工事発注者からの通知に基づく調査（同２社） ▽建設業許可・経営事項審査に伴う調査（同２社） ▽建設業における下請代金支払い状況など実態調査（同28社）。 近畿整備局は、今後、同ホットラインなどを通じて出来るだけ情報収集に努め、寄せられた情報のうち「書 面によらない契約締結」「不当に低い請負代金による契約締結」「指値発注」「赤伝処理」など、法令違反 の疑いのある建設業者に対しては、必要に応じ立ち入り調査・報告微収を実施し、違反行為があれば監督処 分により厳正に対処するとしている。また、建設業法令遵守ガイドラインの建設業界への普及・啓発の促進 を図る。

2007年12月26日