大阪建設業協会1000周年記念式典 さらなる１世紀を目指し

 知事表彰、功労者表彰など  １世紀の時を刻み、さらなる前進をー。社大阪建設業協会が２月24日、創立 100周年を迎えた。明治・大正・昭和・平成と、それぞれの時代にあって業界 のリード役を果たし、業界の健全な発展と社会的信用、地位向上、地域社会 への貢献を目指しての活動を続けてきている。その創立100周年を記念した式 典・祝賀会が２月２２日、大阪市内のホテルで会員116社の代表が出席して開 催され、100周年を祝うとともに、今後の発展を誓い合った。 記念式典では、初めに淺沼健一会長が式辞を行った。淺沼会長は、建設業団 体の設立は「東京より大阪の方が早く、かつ近代的倫理観の下、社会的信用 を得ることを目的に創立された」とし、さらに「業界三問題」に対して全国 に先駆けて取り組んだ歴史を紹介しながら、「これら先人達の功績に思いを 馳せながら次の100年に活かしていこう」と呼びかけた。この後、表彰式に移 り、まず業界の発展等に貢献した功績を讃える大阪府知事表彰が行われ、小 河保之副知事から三名の受賞者に賞状が手渡された。次いで100周年を記念し た特別功労者表彰としての会長表彰が、在任20年以上と10年以上の理事、さ らに監事と評議員の計八名に対して行われ、淺沼会長から賞状と副賞が贈ら れた。
続いて行われた祝賀会では、近畿地方整備局はじめ大阪府、大阪市、（社）全国建設業協会からの来賓など 約280人が出席した。初めに先の総会で新会長に就任した奥村太加典会長が挨拶。奥村会長は、100周年の記 念すべき年の会長就任に「光栄に思う」と述べ、これまでの協会活動の中には多くの方々の尽力と努力があ るとしながら、「これからの100年にはこれまでとは違った年月を重ねることになる」とし、今後も歴代会長 らと力を合わせ協会発展へ努力していくと決意を語った。 来賓祝辞では、まず布村昭彦・近畿地方整備局長が、100年の歴史に敬意を表しながら、「社会資本整備の担 い手として、これまで築いてきたいろんな蓄積、世界に冠たる技術力、地域の守り役としての建設業とし て、新しい100年を迎えるてほしい」とその役割に期待を寄せた。 次いで小河副知事が、「土木建築技術の向上や業界の健全な発展を目指し、幅広い事業を展開され魅力ある 大阪のまちづくりに貢献してきたことに敬意を表すとともに、今後も府政の推進に力添えをお願いする」と の橋下徹知事から祝辞を披露した。また、大阪市の平松邦夫市長からは、「１世紀にわたり建設技術の向上 改善に努め、建設業界の発展に大きく寄与されてきた。今後とも大阪の都市再生と活性化に一層のご協力と ご支援をお願いしたい」とするメッセージが寄せられた。（代読＝北山啓三・都市整備局長） この後、西日本建設業保証?の森悠社長の発声により出席者一同で乾杯を行い、協会100周年を祝うととも に、さらなる100年に向けて決意を新たにした。 表彰者は次の通り。（敬称略） 大阪府知事表彰 ~~~~~~~~~~~~~~ ▽今西邦夫（今西組社長） ▽岩出正次（岩出建設社長） ▽原眞一（コーナン建設社長） 特別功労者表彰 ~~~~~~~~~~~~~~ ▽錢高一善（錢高組会長兼社長） ▽森本晴夫（三和建設社長）　　　　＝在任20年以上、淺沼健一（淺沼組役社長） ▽鴻池一季（鴻池組会長） ▽竹中統一（竹中工務店社長） ▽田中宏（田中建設代表取締役社長）＝在任10年以上、今西邦夫（監事） ▽岩出正次（評議員）
2008年03月03日