5団体関西優良事業場表彰 地下埋設物事故防止と交通安全
同工事は、「阪神なんば線」となる西大阪延伸線建設工事で、同JVでは、土木工事第1工区として西九条 駅から地下に新設される九条駅までの延長1,351にわたり、高架部とU型擁壁部、開削トンネルを担当。 工区には上下水道やガス、電気・通信などの地下埋設物が輻輳するため、埋設物管理者や隣接工区との事前 協議、調整はもとより、保護管理はじめ安全教育の徹底、自主点検などを確実に実施したほか、三度にわた る部会の点検でも、「実施ごとに取り組み状況が改善されていた」と評価された。 一方、交通安全優良事業場表彰は、同支部の交通対策部会(寺下部会長)と五団体本部が現場点検を実施。 表彰式では部会メンバーからの受賞理由報告の後、國井支部長が江田正敏所長らに賞状と盾を手渡した。 挨拶で國井支部長は、建設車両による交通事故は近年増加傾向にあるとし、「支部としても交通安全対策を 強化するが、受賞現場では優れた取り組みを進めており、今後はそのノウハウを水平展開し、支部の交通安 全対策が進歩することを願う」とし、寺下部会長は、「作業所が一丸となって事故防止に取組んでいる。今 後も事故防止に邁進してほしい」と述べ、最後に江田所長が、「工事終了まで公衆災害、特に交通事故防止 に取り組んでいく」と謝辞を述べ、無災害達成を誓った。 同作業所では、近畿地方整備局の行う大滝ダム地すべり対策工事を担当。押さえ盛土工法をはじめ、集排水 ボーリングや排水トンネルを施工。工事では購入土や採取土の運搬のため場外、場内において多数のダンプ トラックを運行している。 さらに現場が山間地で急勾配の多い国道を使用するため、作業所において運行ルールを策定し、新規入場前 と車両整備管理者による点検確認、写真入りKYマップによる運行経路策定などを進め、評価では、「元請 と協力会が積極的に取り組み、全体の安全意識が極めて高く、それらが日常の交通安全管理に反映されてい る」とされた。
2008年04月17日
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